ワディラム砂漠とイヴラヒム。

 
2011-08-15 ヨルダン4日目

朝は9時頃起床。
死海ペトラ遺跡と回ってきて少し疲れていたのでゆっくり。

ワディムーサの街を散策。
パン屋さんや親切な商店(笑)に行き、水などを購入。
レッドブルが売っていたので買った。1.5JD。日本より少し安かった。

店を出るとtaxiに声をかけられる。
どこまでいくんだー?と。
だから、砂漠行きたい!
と伝えると、往復で60JD…
もうちょい安くならないかな…と粘る。
粘る。
粘る…。
結構頑張る…。
40JDにしてくれた!!!
いい人だったしこの人に決めた!

◆今日の運転手のイヴラヒム◆

乗車して早々、
「妻が呼んでるから少し自宅に寄ってもいいか?」
とのこと。
なんとまあ自由なこと。
自宅に着くと、むっちゃ可愛い子供たちが走ってきた。
やーばい。可愛い。
素敵な家族って感じだった…。ほのぼの。

妻を送り届けて、いざ出発…!
かと思いきや、
「おなかすいてない?」
と聞いてきた……
もしやこれは…レストランに連れていかれて
お金を遣わせようとしているのでは…!と思い
「大丈夫、さっきパン食ったから!」
って伝えた。

のだが…、
車はいきなり停車。
でも周りを見ても畑らしきものしかない。
ん?
っと疑問に思ったが、とりあえず降りなよ!ってことだったので降車。
一応貴重品は全部持って。

さて、どこに連れていかれたかと言うと…
なんとイヴラヒムの畑!!!
そこにはイチジクやブドウなど、たくさんのフルーツが!
イブラヒムは僕が考えるような悪人ではなく、
自分で育てているフルーツを、この日本人に食べさせてくれるというのだ。
ヨルダンはフルーツがたくさんあるよ~
と、死海のときのtaxi運転手に聞いていたけど、
こんなところで実感することになるとは。

んー、なんとも優しい。
そして少しでも疑ったことを後悔。
でもこんないい人ばっかじゃないから見極め難しい…
しかしまあ、フルーツおいしかったなー^^

そうそう。
最初、figって何かわからなくて「?」って顔してたんだけど
いきなり乗車してきた商社マンイケメンが
スマートフォンで「これだよ」と教えてくれて
おお、イチジク!と納得。
というか、なんでいきなり乗車してくるんだろ…
彼は誰だったんだ…?イブラヒムの息子かな…?

そんなこともあり、車は一路ワディラムへと向かう。
途中、イヴラヒムは
「写真撮りたかったらいつでも言ってくれよ。」
と言って写真を撮らせてくれた。
完全にカメラ小僧と思われてた。
車内で必死にfig撮ろうとしてたからかな…

◆道中、ベドウィン◆

砂漠では、ラクダに乗って砂漠を楽しむ!
っていう予定だったが、
「それじゃ全く楽しめないよ。ラクダはゆっくりだし、すぐ痛くなる。」
と言われ、でもラクダ乗りたい!って伝えたら
「そうか、いいよ。でももしかしたらとても高いかもしれないよ。」
と。
まだこのころはイヴラヒムのことを信用していなかったので笑
ほんとかよ~と思ったけど。
やっぱり、色々考えた末に車で砂漠を回るツアーにすることにした。
イヴラヒムの友人価格でとても安くしてくれた。
今思えば、とてもいい選択をしたかなと。
時間があればラクダも乗りたかったが。

高速道路を2時間くらい走っただろうか。
鉄道が見えてきた。
ヨルダンには人が乗る鉄道は走っていない。
だが、輸送用の鉄道がある。
その鉄道を横目に、なぜかテンション上がってるイヴラヒム。
鉄道ができればもっと便利になるのになあとか思っていると…
ワディラムに到着した。

◆ワディラムの街◆

ペトラの子供は、くれいじー!!!などなど
耳を疑うようなことをいっていたが
ワディラムの子供は純粋。
いってらっしゃい!というような表情で
笑顔で手を振ってくれた、まーじ可愛い。

さて、車を乗り換えて、ガイドの車に乗る。
2時間の砂漠ツアーである。
では、写真でどーぞ。

◆いきなり絶景!!!◆

◆砂漠の全貌…◆

◆緑もあります◆

◆かっこつけてみた1◆

◆かっこつけてみた2◆

◆かっこつけてみた3◆

◆岩?の間を抜けると絶景◆

◆現地ベドウィンの人にお茶を出してもらいました◆

◆砂きれー◆

◆乗っていた車◆

◆絶景でした、後ろ姿の写真多い◆

◆帰るなう◆

ということで、2時間の砂漠ツアーは終了。
暑かったけど、観光客もいなかったので独り占めできた。
ラクダには乗れなかったけど、また次の機会の楽しみということで。

さて、イヴラヒムと合流して岐路に着く。
車内では、マンスールホテルのルアイの話をしたり、
(最近2週間泊まっていたらしい)
彼が日本に来たときの話をした。
(大阪に来たことがあったらしく、日本語の本も持っていた!)

ハードスケジュールだったので、眠気がきてうとうとしていたところ…
バックミラー越しに
「ユウキ、車の免許は持ってるのか?」
と聞かれた。
もちろん!と答え、でも国際免許証は持っていないんだよ~
と伝えた。
だがしかし
「そうか、じゃあ大丈夫だな、疲れたから運転かわってくれ」
と言って、車を止めた。
…え?
俺に運転しろってこと…?
え…
「無理無理!日本は右ハンドルだし、マニュアルカーなんて5年程乗ってないよ!」
と伝えたが、無駄だった。笑

半ば無理矢理運転席に乗せられて、運転を開始。
国際免許ないのに!

◆最初はまじでビビってました◆

◆サングラスもかけてみた◆

広大な土地で運転できて、とても貴重な体験だった
ってこれ大丈夫なのかな
ま、いっか。

少し運転したら変わってもらって
ワディムーサの街が一望できる公園に到着。

◆ワディムーサの全貌、左側にはペトラ遺跡が◆

◆今日の主役、イヴラヒムと2ショット◆

すごいいい人だったな…
またここに来ることがあったらイヴラヒムに運転手任せよう!と思った

バレンタインインに着いてからは
読書したり
iPhoneでメールチェックなどした。
久々にゆっくり。
バレンタインインの外は風も気持ち良くて
寝ながら読書できたりする場所があるので最高でした
家の庭にもあんなの作りたいわ…

夕飯は街に出て
ラマダーンあけるとともに飯を食べることにした
解禁した瞬間、ビュッフェに飛びつく人たち。
机にはすごい量のご飯が。
この瞬間すごい幸せなんだろうなと思った。
僕は、ラマダーン解禁の瞬間が好きだ。

◆街の様子1◆

ご飯を食べてから、2人の子供と仲良くなった。
言葉は全然分からないんだけど、笑ってるとつながってる気がした。
笑顔ってのは不思議な力があるなと感じた。
写真を撮ろうとしたら、必死に拒否された笑
せっかく撮った写真も削除されてしまった…!

◆この後ろ姿の子供2人です(わかりづらっ)◆

夜のワディムーサの街はとてもきれいだった。

◆街の様子2◆

◆街の様子3◆

こうして、ヨルダンの夜は更けていった。

ホテルに戻るとインディージョーンズの上映が始まっていた。
ここ、見たところじゃん!と周りの日本人と話しながら。

明日はついに、イスラエル入国。
どきどきが止まらなかったことは言うまでもない。

次の更新をお楽しみに。

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