ウガンダ少年兵の現実

 

前のBlogを整理してたらこんなの出てきたので、再掲。

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2011.06.25
今日は拓殖大学で開かれた、テラ・ルネッサンスによる、ウガンダの子供兵のシンポジウムにいってきた。

大学時代の友達に、ポーランドのアウシュヴィッツやインド、東南アジア等に行ったことがある友達がいて。
彼女は国際問題に興味がある人なのです。
ウガンダにも実際に行ったことがあり、そのときに訪れた施設を作ったのが今回シンポジウムを開いたテラ・ルネッサンスだった。
今回たまたま東京にいた時にちょうどシンポジウムが開かれるということで、いい機会だったので彼女と共にシンポジウムに行ってきた。

テラ・ルネッサンスは、子供兵を更生して、一人で生きていけるように現地でサポートしている団体。
今回のシンポジウムは、活動報告とジャーナリスト等を迎えてパネルディスカッション、という流れ。

実際にテラ・ルネッサンスがどんな活動をしていたか、というのは僕はあまり知らなかったので活動報告により詳しく理解することができた。

子供兵を使うことの最大のメリット。
まだ道徳的判断ができない幼い子供を使うことで、人を殺すということが悪いことであると理解していないために洗脳しやすく、より従順で優秀なソルジャーになる、ということだった。

また、子供兵は、自分の村に行き、自分の親や、親族を殺せと命令され、実際にそうしている現実があると。

日本では考えられない現実があるのだと、とても怖く感じた。
感じたことも多くあったが、あえて省略させて頂く。

今日とても心に残ったことがいくつかある。

質問の時間で
この紛争の目的はなんですか?
また、紛争に終わりはあるのですか?
と聞いた人がいた。
それに対する答えは、
「目的はない。私たちがスーツをきて働くのと同じように、彼らは武器を持って戦うのがここでは普通なのだ。そして、彼ら自身に目的はない。彼らもただのコマにすぎないのだ。」
と。

虐殺をするほうが一方的に悪くも見えるが、彼らもまた洗脳されて、そうすることが普通であると思って生きているだけなのかもしれない。こうなると、誰が悪いとか悪くないとか、世界平和だとか。。いろんなことが無謀なことに思えてしまった。

あるジャーナリストがいった言葉。
「ジャーナリストは、不幸を追う仕事なんです。だから、やっていて悩むこともあります。だけど、現地の子供達が、またきてくれましたね。まってましたよ。と優しく声をかけてくれる。そういう瞬間があるからジャーナリストはやっていけるのです。」
と言っていた。これも深いなと思った。魅力的だなと感じた。

最後に鬼丸さんがいった言葉。
「人間は忘れやすい動物です。こういった事実が地球上で起こっていること、忘れないでください。一部の人が思っても仕方ないのです、みんながおかしいと思わないとだめなんです。どうか、伝えてください。家族に、家庭に、会社に。まずは伝えることが大事なのです。」

この記事は自分の意見をあまり書かずに、ただ伝えることを重視して、今日あったことを殴り書きしてみました。
途中文がおかしなところがあるかもしれませんが、許してください。

僕が伝えたいことは、世界には知らない世界が広がっているということ。そして、それを知り、伝えて、広めていくことの大切さを伝えていきたい。

いろいろなシンポジウムに参加してみようと思った一日だった。

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最近表現者になりたいという気持ちがよりでかくなってきて。
その中でも特にジャーナリストという仕事に魅力を感じていたわけですが。
いつからこんなこと思うようになったんだろう?って振り返った時に、きっとこのシンポジウムが根本にあったのかもなあと感じた。
どんな問題でも、まず知ることが大事。
問題意識を持つのはその次。

半年以上も前の自分のBlogから学ぶことがあるのだとびっくりしたので、再掲してみた。

やはり、いろいろな分野に興味を持つことは大事だと感じた。

テラ・ルネッサンス

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