まちづくり

「さっぽろ景観ドリームプラン」がかなりイケてる。~好きですさっぽろ。(個人的に。)~

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札幌市の取り組みがかなりgoodなのでご紹介。
まずプロジェクト名が「好きですさっぽろ。(個人的に。)運営委員会」。
実にキャッチー。素敵です。分かりやすいです。

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~さっぽろ景観ドリームプラン~「個人的」なアイデア募集中!!/札幌市

こちらが「好きですさっぽろ。(個人的に。)」のfacebookページ。

で、これまでの取り組みも素敵。
引用します。

今年3年目を迎える「好きです。さっぽろ(個人的に。)」
「市民ひとり一人の意識や思い出のなかに好きな風景や大切な場所をつくりたい」という想いと、
わたしたち市民の「自分たちのまちを自分たちの手でつくりたい」という想いが結びついて始まりました。
一年目は、「そもそも、景観ってなんだろう?」ということから、トークイベントやパネル展を開催し、Facebookページを活用し呼びかけを行ないました。
二年目は、『景観井戸端会議on市電』『まちめぐりロゲイン』『景観大喜利』などのイベントや、『さっぽろ景観総選挙』により景観資源の選出を行い、『景観まちづくりカードゲーム☆景カード』にまとめました。
・・・そして、三年目。
わたしたちは、未来に向けて、「そうあってほしい」「こうしたい」という個人的なアイデアを「ドリームプラン」として市民の皆さんから募集します。

1年目からの流れをひとつひとつ見ていくと、
1年目は、まちについて知る。
知ることによって、まちづくりに参加するぞ、という意識を芽生えさせるための啓発的な活動が中心。

2年目は、1年目でまちについて「知った」上で、実際にまちに出て。
その資源を自分なりに選んで発信する。
まちづくりの第一歩という形。

そして今年の3年目。
自分で考えて、こうあってほしいと思い描く「さっぽろ」のアイデアを募集しています。
「過去→現在→未来」というフローがあって、まちづくりに参加しやすいように親切にアプローチしています。
そして、そのアイデア募集にも部門が3つあり、いろんな切り口で考えられるような仕組みになっています。
それではどんな部門があるのか、見ていきましょう。

A部門:景観に勝手に名前をつけてみよう
普段は気にかけないものでも、名前をつけてしまうと愛着が湧きませんか?
ビル、駅、道路、公園、橋、交差点、踏切、門、地区、木、山、川、標識、オブジェ、イベント、お祭り、キャラクター、遊具などなどなんでも構いません。
テレビ塔をまちの置き時計と見立てて『第二時計台』と命名してみたり、銭函街道(南1条通)から山鼻屯田兵村への分岐点だった歴史から南1西11の交差点を『山鼻追分』と命名してみたりなど、勝手に名前をつけてください。

これは、今ある資源に新しい付加価値を与える形ですね。
自分たちが考えた名称がまちの人に馴染んでいったら、「俺がつけた名前だよ!」って自慢したくなりますよね。自慢したくなるってすごく大切なことです。

B部門:わたしが札幌市長になったら・・・
自分のまちが、こうだったら楽しいのに!と思いませんか?その想いを、景観という観点から思い描いてみませんか?
「わたしが市長になったら、札幌駅からすすきのまでの建物をすべて地下化し、地上は公園にすることで、北海道の首都らしい景観の札幌をつくります!」とか、「わたしが市長になったら、海外観光客のみなさまに安価な宿泊場所を提供することで都市間競争力を向上させるとともに、北海道らしい自然景観をつくるため、ビルの屋上をすべて緑化しキャンプ場にします!」といったような、あなたなりの札幌市の景観にまつわる夢の公約を募集します。
表現方法は問いません。実現可能性も問いません。あなたの熱い夢いっぱいの景観ドリームプランで、札幌のまちを彩ってください。

これは比較的自由度の高いもの。
この部門の意義として、自分の街をどのようにして外に発信していくか、ということを直接考えてもらう機会になるというところでしょうか。
自由な発想で、突拍子もない意見がたくさん集まってくると面白そう。

C部門:景観DIY(=DoItyourself)
「景観って、建築家が考えるんだよね?」「まちづくりって、役所が考えるんだよね?」と思ってはいませんか?でも自分たちで「景観」を作ることができるかもしれません。
色がなくなりがちの札幌の冬に、鮮やかな色の服装でかっこよく「ゴミ拾いファッションショー」をしたり、まちのデッドスペースを緑化して「キャンプ場」にしてみたり・・・。
そんな、ちょっと見方を変えることで生まれてくる、身の回りの景観をおもしろくするアイデアをお待ちしております。あなたの創意工夫で、札幌のまちを変えてみませんか?

これは、とってもとっても良いですね!
B部門よりも(思考的な)自由度は減っているように感じますが、ある程度制限することによってより実現可能な意見が多く出てきそうですね。
ふだん生活していて、「ここにこんなものがあったらいいのになあ」と考える機会は多くあると思います。
これまであってなかったような斬新な切り口でのまちづくりができそう。

と、こんな形で、札幌市の取り組みはとても興味深いです。
このプロジェクトは「自分たちのまちを自分たちでつくる」ということが大前提。
「自分たちで」という主語がくることによって、自分たちのまちに対して当事者意識を持ってもらえる。自分たちのまちを自分たちで考えるって当たり前のことですが、やはりどこかそうは思えないし、実際につくるっていっても何をしていいかわからなかったりするので、こういったような取り組みは本当に良いと思います。

市民参加型まちづくりのお手本ですね。

今後、どのような意見が出てくるのか今から楽しみでなりません。