「LOCKET」書評。

写真 2015-03-31 15 39 58

旅する編集者こと、内田洋介が旅雑誌を発行しました。
写真の一部、イラスト以外は全て1人で行ったとのこと。
デザインも、かっこいいです。

さて、創刊号である今回は、
「しあわせのありか」をテーマに据えて、
ブータン、デンマーク、小値賀島を取材。
角幡唯介氏や、坂本大三郎氏への単独インタビューも掲載。


それらの取材を通して、彼なりに、
「しあわせのありか」を探っています。

読み進めるうちに感じたのですが、
異なる価値観を持った人々、
場所と触れ合うことで、
自分と対峙し「言葉を紡ぐという行為」が
彼にとっての「しあわせのありか」なのかもしれないな……
なんて思ってみたり。
(見当違いだったらすいません。)

「旅雑誌」と銘打ってはいますが、
『しあわせってなんだろう?』と
考えるきっかけを与えてくれる一冊となっております。

さて、本書で一番印象的だった言葉を引用して
締めさせていただきます。

何もなくて不便なはずの島の人が棲む場を自慢して、
何でもあって便利なはずの都会の人が棲む場を不満がる
土地とのつながり方は、しあわせのものさしだと思う。

主にネットストアにて販売中。

東京・代官山蔦屋書店でも販売しております。

リアル書店にも販売エリアを拡大中。
今後の彼の活躍に期待ですね。