イケてる公務員通信vol.10 福野博昭 「オフィスキャンプ東吉野」

どうも。
イケてる公務員通信の時間です。

今までのイケてる公務員通信は以下のとおりです。

今回取り上げるのは、奈良県庁 移住・交流推進室室長の福野博昭さんです。
紹介するプロジェクトは「オフィスキャンプ東吉野」です。

オフィスキャンプ東吉野は、昨年3月より始まりました。
デザイナーや、アルチザン(職人)、作家など、何かをつくる人が、ちいさく試せる拠点。
そのはじまりは、大阪でデザイナーをしていた坂本大祐さんが、東吉野に引っ越してきたのがきっかけでした。
東吉野に引っ越してきたから、自宅のアトリエを訪問者の集まれる場として開放していたのですが、「(これまで以上に)誰でも来ていいよ、といえる場所」がほしいと感じ、解体寸前だった建物に目を付けました。

そんな動きの中で出会ったのが、福野博昭さんでした。
坂本さんらと東吉野の未来について話をしていく中で、この構想を実現させるために奈良県庁から東吉野の村役場へ話を持ちかける等、ものすごいスピードで動いていったそうです。

「今から3年前、まだ村の移住者は坂本さん1人だけでね。ちょうど、もう一人デザイナーの菅野大門くんも移住することが決まったタイミングで、デザイナーが2人も村にいるなんて、これはえらいことになったぞと。もっと増えて10人くらいになったら、東吉野村が『デザイナーズ・ヴィレッジ』になってかっこええな!と話したら、坂本くんがデザイナーだけじゃなく、いろいろなクリエイターが集まったらおもしろいんじゃないかと言うんで、それはいい!と。すぐに企画書を書いてくれとお願いしました。これから東吉野がなりたい姿はそこやなと思ってね」(福野さん)

福野さんは、高すぎるアンテナを駆使し情報を収集、またそれを自分事にし、そのアウトプットがとてつもなく優れているのです。
どこかの真似でもなく、オリジナリティを大切にし、「おもろいやん!」の一言で、実現させてしまう剛腕ぶりは、坂本さん始め、周りの方々が信頼しているひとつの要因かもしれません。
福野さんの下で働いている職員が羨ましくなりました。

オフィスキャンプ東吉野の他にも、「奈良 食べる通信」や、「Local Life journal」、「つながる奈良『奥大和・おくやまと』」、「美しき日本 奈良」等、様々なプロジェクトの仕掛け人として、日々奔走しています。

「おっきいことやろうとすると、失敗すんねん。
小さいことから地道にやれば、それが積もって、おっきいことにつながんねん」。

なんだか、よく聞く言葉かもしれません。
ですが、実際にやっている人が言うと説得力も違います。
この言葉を聞いて、自分も小さな一歩を大切にし、継続して行っていこうと改めて気付かされました。

では今日はこんなところで。