猪子寿之×津田大介の講演会に参加してきた。

 

2012.02.27
六本木ヒルズのアカデミーヒルズで行われた、津田大介さんと猪子寿之さんの講演会に行ってきた。
議題は、情報をアイディアに変える「クリエイティブ発想術」。
学生向けの簡単なものではなかったので、多少専門的な言葉が飛び交う刺激的な場でした。
講演中にメモしたものをまとめてみました。

・情報化社会では言語化される領域の共有スピードが高すぎて、競争優位性の必要十分条件にはならない。
・言語で説明しづらい領域の分野(分解依存度の高い領域)を、テクノロジーで再構築しようしている
・どういう思想か、どういう美意識か、世界をどう捉えているか、を紐解きたいと考えている

(例)日本画
日本画を描いていた当時は、日本画は平面的に描いていたのではなく、立体的なものとして描いていたという着眼点
→西洋的な見方が発達した今とは異なった見え方がしていたのでは?

・1レイヤーで描いたものを「何レイヤーですか?5レイヤー?7レイヤー?」と聞かれることがあった。
→日本の論理構造で世界を見ていたときは、世界がレイヤーに見えていたという気付き
逆に空間を作るときに、レイヤーをデザインすると気づいた

例)マリオ
世界初の横スクロールゲーム
世界を横に見ることが多かった日本人がそういったものを創りだした
絵の見方を例にすると、絵の中に入った気になれるような構造(日本画等)
→西洋はそういう見方ではない(パースペクティブ)
絵を見ながら、絵の中に入り込める→ドラクエ等

・産業が生まれてきた時に、その産業と自分たちの文化との相性が良い時、文化の強みが活かされた時、その産業は世界で生き残れる力を保持できるのではないだろうか
→自分たちの先人がどのようにして世界を捉えていたのかというものを大事にして作品作りをしている

情報化社会の競争優位性文化+テクノロジー 対談編 -津田大介×猪子寿之-

津田)チームラボとはどんな会社ですか?
猪子)社会がデジタル領域になってきたとき、新しい付加価値をつけられるのではないだろうかということを念頭に置いている会社。渋谷のメイド喫茶もゲームのような空間を創りだそうと思った。漫画、アニメ、メイドなどの共通している連続性を表面化したものである。
津田)アートを興味を持って、つくろうと思ったキッカケは?
猪子)テクノロジーと文化に興味があったので、これをデジタルでやってみようと思った。
津田)最近の作品で自分が一番気に入っているものは?
猪子)一番気に入ってるのは、紅白の嵐の演出が一番気に入ってる。だいたい1ヶ月弱で完成させた。
※後ろの支柱が壊れたシーンについて特に熱心に語ってました(笑)。壊れたはずの支柱がすぐ復活してるのになんでみんな疑問持たないのよー?とか(笑)。
→現実的におかしいと人間は頭から消去してしまう
テクノロジーによって新しい表現になっているが、あまりにも高度になるとわからなくなってしまう。だからバラすことが大事という意見。(映画のアバターは、公開する前に撮影秘話をテレビで多く流していた。)

津田)自分がチームラボとどれほどコミットしているのか?
猪子)だいたい1割ほど。全く知らない事業もあったりする。でも、ダメだったら”死ね!”と言う(笑)。

津田)世界を紐解いた後、最終的にはどうなっていたい?
猪子)今の日本は古い構造になっていて、競争力が下がっていっている。だから新しい構造にして、競争して、それのお手伝いをしていきたい。
競争力低下は、日本がガラパゴスであったからではない。むしろ結果である。日本は会社が潰れることはあまりない。アメリカは会社が潰れて、また新しい会社ができて、という流れ。会社の循環が自然とできている。なので、日本の産業のシフトが重要。

質疑応答

Q.時間の表現の仕方は?
A.西洋的なパースペクティブでは時間の概念は一瞬であるが、日本は大和絵のような感じで時間の概念がもともとあったので、特に意識していない。

Q.好きな映画は?
A.崖の上のポニョ!船に乗っているとき、すれ違った大人に「大丈夫か?」と聞かれ、「うん、大丈夫!」と答えた宗介くん。それに対し、「おう、そうか!気をつけるんだぞ!」といったあたりから、子供と大人の区別がない世界観が描かれているなと感じた。結婚とかなくていいじゃん!(朝まで生テレビの「婚外子の割合少なすぎ、結婚しなくても子供生めるようにすれば良いじゃん」論)に繋がる。

Q.趣味は?
A.趣味はない。自分、アイデンティティもない。(それに対して津田さん)いや自分あるでしょ(笑)。

Q.リーダーシップとは?
A.ない。森は崩壊しないのと同じ話(それに対して津田さん)会社は森じゃないでしょ(笑)。
むしろ、食わしてもらっているという感覚。言いたいことがあった時に言う、そしてそれを実現する環境、自分が感じやすい環境を作り出している。

Q.スポーツをアートとして捉えた時どう表現するか。
A.「※リアル相撲」が好き。ゲームっぽい要素をリアルで表現したい。デジタル要素を入れることで、見た目だけではなくてルールも変わる。そこに面白さが生まれる。

Q.ノマドについて
A.猪子さん自体はノマドではない。オフィスが好き。理由としては、会話を通して、アイディアを共有できるから。それぞれのスペシャリストとの会話は集積すればするほどいいものができると感じている。チームラボという名前にもそういったメッセージが込められている。

Q.Let’s noteを使っている理由
A.コンセントがない出先があまりに少ないから、チームラボで働いてる人の8,9割がLet’s noteである。コンセントがない会社が理解出来ない。残念な日本企業がLet’s noteを買わせている(笑)。

こんな感じでした。
この後に懇親会も行われ、結婚に対するお話をしてくださったのですが、あまりにもdeepな内容だったため、割愛させて頂きます(笑)。

ここで感じたことは、
・情報人になるには、inputとoutputのバランスが重要であるということ。
・ネットやテレビでいいやと思わないように現場で見ることも大事だなということ。
・猪子さん自身はリーダーシップないよーと言っていたけど、面白いことをして、周りに感謝する姿勢にリーダーシップを感じた。

話についていくのが必死で、自分の中で考えをまとめることができなかったので、もっと勉強しないといけないと感じた。
ただ、猪子さんは面白い。
今回の講演会で、より一層好きになりました。

あまりうまくまとめられませんでしたが、どうかお許しを。
ではまた。



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ギャップイヤー・フェアに参加してきた。

 

2012.02.27に、池袋で行われたGAPYEAR.JPのイベントに参加してきた。関西からわざわざやってきた大親友のホリーと。
会場のみらい館大明、閉校になった小学校を活用していろんなイベントやってるみたい。最近こういうの増えてきてるけど、すごいいいと思う。地域間の新しいコミュニティーが生まれそうな感じ。わくわくしちゃいますね。
ちなみにこの日の校庭では、どっかのモデルさんが写真撮影とかやってました。

さて、イベントのタイムスケジュール。
第1部:休学体験者とのトークセッション
第2部:ゲストスピーカー・後援団体等のブースに分かれて質疑応答
第3部:イベント参加者同士でのワールドカフェスタイル
という感じでした。

第1部
旅ブースに行って話を聞いた。
水野さんの話にすごい共感した。
ウズベキスタンという国に行って、日本では報道されていない部分があるということに気付き、その気づかれていない部分を日本に伝えていくことが自分なりの表現方法だ、みたいなことを言ってて。
俺もそれ思ってたー!みたいな感じで。
心の中で(うん、うん、それそれ!)みたいな感じ。
しかも、その表現方法を実現するために出版社でこれから働くって言ってて、有言実行かっこいいなーと。
自分もちゃんと自分なりの表現方法を発揮できるところに就職して、追求していきたいと感じた。
あと、篠原くんが結構ギリギリな旅をしていたということを知って、個人的にはすごい面白かった(笑)。

第2部
留学ブースにおじゃまさせてもらった。
フィリピン留学について聞いた。
1ヶ月学校に通う→1ヶ月他の東南アジアの国に行ってみて自分の英語が通じるか試す→より伝わるようにまた学校で1ヶ月勉強
みたいなやり方を推奨してました。
確かに3ヶ月間学校にずっといるとモチベーションも下がってくるし、本当に通じるの?みたいなところが解消されていいのかも、なんて思ってみたり。
フィリピン留学も最近になってとても注目されていて、俺も今年中に1回はフィリピンに行きたいと考えているので、その時はNomadshareにお世話になろうと思います。
話それるけど、ノマドワーカーのための世界規模のコワーキングスペース×シェアハウスってこれから需要増えると思うんだよなー。例えば、一ヶ月一定の料金を支払うと、どこの国のハウス(世界規模に広がっていると想定)に行っても泊まれて作業できる!みたいな感じ。まだふわふわだけど。そこらへんも何かしら仕掛けていきたいな。
3月上旬にのむのむが日本に一時帰国するらしいので、その時に話ができたらいいな。

第3部
参加者同士の意見を言い合う場(ワールドカフェ)でした。これ、一番面白かった。
1つの机に対し4人が席について話し合う形。
20分×3だったんだけど、それぞれの机で面白い意見が聞くことができた。

1.ギャップイヤーのどこに惹かれる?
2.ギャップイヤーの壁は?
3.今日学んだこと
というテーマの元、話し合った。

1.ギャップイヤーの魅力
すごい面白い人がいた。
俺が休学した理由の中の一つとして、狭いコミュニティの中からの脱却→世界という大きなものを見てみたいという、少し自分勝手な理由だったんだけど。
ここで話し合った人の中で、
「隣に住んでいる人のことすら知らない、そんなことが普通にあるのに、世界なんて言ってられる?」
って意見が上がった。
これはたしかにそうだなって思った。
けど、自分が狭い世界にいるということすら気づかないまま過ごしている人はたくさんいて、そういう人達にとって、海外に行くっていう行為は初めて自分というものを見つめ直すことができる機会なのかなって思った。
やっぱり俺の場合は、イスラエルに行ったからこそ日本について知らないことが多すぎるって気づけたし、もっと日本を知りたいと感じたし、知るにつれてもっと良くしていきたいって思った。
たぶん、彼と僕の意見は対立しているように聞こえただろうけど、きっと同じ事言ってたんだと思う。
彼は、日本の中から日本を良くしたい、originalで勝負できるものがあるんじゃない?アメリカっぽくなるのはゴメンだよ!ってことで。
俺が言いたいのは、海外を見ることで、外に発信していくことで、日本は世界の中でどういったことで勝負できるのかを確認するっていうか。ようは、海外見なきゃ日本が世界の中でどういう存在かってこともしれないだろうなって感じ。
言葉にするのは難しいんだけど、なんかそんな感じ。
伝わるかな?(笑)
彼みたいな人と話すのはすごい楽しいな。
ああいう人とこれから出会いたいなあって感じました。

2.ギャップイヤーの壁
4人中3人がギャップイヤー経験してるってことで、カウンセリングみたいな感じでした(笑)。
壁なんてないよ、みたいな結論だったんだけど、やっぱお金の面とか就職活動の面とかで不安はあるみたい。
でも、はっきり言ってそれってのも壁って言うより、自分次第だなって思う。
やりたいことがあるからギャップイヤーするのであって、ないのにする必要はない。
自分次第。

3.今日学んだこと
これからギャップイヤーをする予定の子たちと話した。
そもそも、ギャップイヤーって何のためにするの?
ってこと。
2回目のトークの時に話していたことと共通するんだけど、自分が何かしなきゃって思った時に休学なりギャップイヤーなりして、そのしたいことに対して進んでいくというのが普通の流れ。
学んだこと、と言っても俺は既に経験者なので、自分の経験から話せる範囲で彼らに話した。
すごい目を輝かせて、話を聞いてくれたのでとても嬉しかったし、彼らならしっかりと考えてギャップイヤーするんじゃないかなって思った。
この中に学芸大の子がいて、彼は学芸大の中からActionを起こして変えていきたいという活動をしていて、とても好印象だった。
学芸大特有の、”流れが止まっている感”が動き出すような気がした。
こういう類の人は学芸大の中ではとても貴重なので(笑)、力になれるならなっていきたいなと思いました。

さてさて。
ギャップイヤーについて、自分が考えていること。
ちょっとまとめてみたいと思います。

目的意識を持つこと。
これが一番大事なのかなと考えています。
ギャップイヤーを通して、自分が何を学びたいのか、なぜするのか。
こう言ったことを常に念頭に置きながら行動すべきであると思う。
自分の場合、”世界を知る”という目的があって、世界一周にしようと思っていた。
いろいろと考えていくうちに短期の世界一周では世界のことをあまり知れないかもなと考えるようになり、自分が一番興味のあったイスラエルという国に行くことにした。
とても刺激的な毎日で、イスラエルという国についてもっと知りたいと思った。
そして同時に、初めて外から日本という国と向かい合った時、日本について何も知らない、何も考えていないと気づいた。
日本についてもっと知りたいと思うようになり、日本のことをもっと勉強しようと。
講演会等にも顔を出すようになり、inputする時間も増えた。読書なども多く時間を割いて、inputをたくさんしていた時期だった。
そして、今ではWorldShift Actionsの食糧問題プロジェクトにも参加させてもらっている。
なぜ食糧問題か、というのも今までにない新しい分野に飛び込んでみたかったから。こういうの意外と大事なんじゃないかなって思う。今はoutputの時間。

また、イスラエルでは、ある義憤を感じた。
日本の報道と、現地での生活、ここにかなりギャップがあった。
自爆テロがあって危険な国という印象しかないイスラエル。
実際に行ってみると、たしかに日本に比べたら危険かもしれないが、他にももっといいところはたくさんあった。
ニーズを追っただけの報道、それにより印象が悪くなってしまっていると気づいた。
そういったギャップを埋めていきたいと考えて、ジャーナリストを志すようになった。
また、自分から発信することが大事であると感じた。
今の社会は、俺のようなただの大学生でもメディアになりうる時代であるということ。
Twitter、Facebook、Ustream等を通じて世界に影響をあたえることができる。
そう考えたので、学生ヨル会議というものにもこれから参加していく予定だ。
学生主体で、社会の問題について議論するというもの。

これらの行動は、世界を知るという目的があって、そこから派出したもの。
だからこそ1つ大きな目的を作っておくことが大事なのかなと。
ギャップイヤーは、その期間どこにも所属していない状態。
学校にも守られていない、会社にも守られていない、一番弱い状態だと思う。
だからこそ、良くなるのも悪くなるのもすべて自分次第である。
しっかりと目的意識を持って、それに向かって行動すればプラスなことばかりであると思う。
軸がなかった自分が、この1年を通じてこれから大切にしていきたい軸をいくつも発見することができた。

目的をしっかり持つこと。
手段は変わってもいいから。

このイベントに参加してみて、この1年を振り返ることができた。
これからギャップイヤーをしようと思っている子たちの話や表情を見て、自分と照らし合わせることができた。
今年1年はギャップイヤーの1年よりもがんばらなきゃいけないなと思ってる。

自分からActionすることで、世界は変わるよ。

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ウガンダ少年兵の現実

 

前のBlogを整理してたらこんなの出てきたので、再掲。

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2011.06.25
今日は拓殖大学で開かれた、テラ・ルネッサンスによる、ウガンダの子供兵のシンポジウムにいってきた。

大学時代の友達に、ポーランドのアウシュヴィッツやインド、東南アジア等に行ったことがある友達がいて。
彼女は国際問題に興味がある人なのです。
ウガンダにも実際に行ったことがあり、そのときに訪れた施設を作ったのが今回シンポジウムを開いたテラ・ルネッサンスだった。
今回たまたま東京にいた時にちょうどシンポジウムが開かれるということで、いい機会だったので彼女と共にシンポジウムに行ってきた。

テラ・ルネッサンスは、子供兵を更生して、一人で生きていけるように現地でサポートしている団体。
今回のシンポジウムは、活動報告とジャーナリスト等を迎えてパネルディスカッション、という流れ。

実際にテラ・ルネッサンスがどんな活動をしていたか、というのは僕はあまり知らなかったので活動報告により詳しく理解することができた。

子供兵を使うことの最大のメリット。
まだ道徳的判断ができない幼い子供を使うことで、人を殺すということが悪いことであると理解していないために洗脳しやすく、より従順で優秀なソルジャーになる、ということだった。

また、子供兵は、自分の村に行き、自分の親や、親族を殺せと命令され、実際にそうしている現実があると。

日本では考えられない現実があるのだと、とても怖く感じた。
感じたことも多くあったが、あえて省略させて頂く。

今日とても心に残ったことがいくつかある。

質問の時間で
この紛争の目的はなんですか?
また、紛争に終わりはあるのですか?
と聞いた人がいた。
それに対する答えは、
「目的はない。私たちがスーツをきて働くのと同じように、彼らは武器を持って戦うのがここでは普通なのだ。そして、彼ら自身に目的はない。彼らもただのコマにすぎないのだ。」
と。

虐殺をするほうが一方的に悪くも見えるが、彼らもまた洗脳されて、そうすることが普通であると思って生きているだけなのかもしれない。こうなると、誰が悪いとか悪くないとか、世界平和だとか。。いろんなことが無謀なことに思えてしまった。

あるジャーナリストがいった言葉。
「ジャーナリストは、不幸を追う仕事なんです。だから、やっていて悩むこともあります。だけど、現地の子供達が、またきてくれましたね。まってましたよ。と優しく声をかけてくれる。そういう瞬間があるからジャーナリストはやっていけるのです。」
と言っていた。これも深いなと思った。魅力的だなと感じた。

最後に鬼丸さんがいった言葉。
「人間は忘れやすい動物です。こういった事実が地球上で起こっていること、忘れないでください。一部の人が思っても仕方ないのです、みんながおかしいと思わないとだめなんです。どうか、伝えてください。家族に、家庭に、会社に。まずは伝えることが大事なのです。」

この記事は自分の意見をあまり書かずに、ただ伝えることを重視して、今日あったことを殴り書きしてみました。
途中文がおかしなところがあるかもしれませんが、許してください。

僕が伝えたいことは、世界には知らない世界が広がっているということ。そして、それを知り、伝えて、広めていくことの大切さを伝えていきたい。

いろいろなシンポジウムに参加してみようと思った一日だった。

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最近表現者になりたいという気持ちがよりでかくなってきて。
その中でも特にジャーナリストという仕事に魅力を感じていたわけですが。
いつからこんなこと思うようになったんだろう?って振り返った時に、きっとこのシンポジウムが根本にあったのかもなあと感じた。
どんな問題でも、まず知ることが大事。
問題意識を持つのはその次。

半年以上も前の自分のBlogから学ぶことがあるのだとびっくりしたので、再掲してみた。

やはり、いろいろな分野に興味を持つことは大事だと感じた。

テラ・ルネッサンス

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「サッカー観戦力を養う」に参加してきました!

1月28日、フロムワン本社3階。
「サッカー観戦力を養う」というサッカーセミナーに参加してきました。
ゲストは2人。
「なぜボランチはムダなパスを出すのか?」の著者の北健一郎さん、
「サッカー観戦力が高まる」の著者の清水英斗さんのお二方。
司会進行に秋元大輔さんと豪華な面々でした。

お二方の最近出された著書を元に、サッカーを観戦する際に重要な注目ポイントなどを紹介。
ボールホルダー以外にどこをチェックすれば戦術の機能度やプレーヤーの意図が深く理解できるかを伝える内容となっていた。

具体的にどんな内容だったかをまとめてみましたので、サッカーIQアップしたい人なんかはぜひ読んでください。

本を作った背景

・本を出版するにあたって、特別に取材はしていない
・自分がプレーしてたことを背景に、その後いろいろな選手などへの取材から、自分の中で固まってきたことを書いてまとめたもの(清水氏)

・遠藤選手、シャビ選手のプレーを掘り下げていきたいと感じ、本を出版することに
・サッカー選手はいろいろなことを考えながらプレーしているというのを理解してもらうため(北氏)

本の内容に関して

「サッカー「観戦力」が高まる」
・100個の小見出しになっている
・バルサの内容を中心に、戦術だけでなくゲームマネジメント、セットプレー、個人戦術(ボールの持ち方等)にも踏み込んでいる
・テクニックに関して取り扱った書籍があまりなかったので、それを伝える場として本という形にした
・世界のトップの選手は、味方がどうブレーしているかを”感じて”プレーしている。アイコンタクトをしているのでは遅い
→ドリブルの上手い選手はいつもボールを置くスポットが同じだから、周りもこの次にどうプレーするかを感じやすい(清水氏)

・本の背景として、ストライカー編集部の時についた癖(偶然のプレーも仮設を立てて技とする)がこの本に結びついた(北氏)

「なぜボランチはムダなパスを出すのか」
・ボランチというのはどういう発想でプレーしているのか、というのを掘り下げていってる
・ムダなように見えるパス(一旦バックラインに戻してリターンパスをもらう等)は、時間差が生まれることにより、スペースが生まれたりする
・布石になる動き
・視線のマークが外されるだけでフェイントになる(北氏)

観戦力に関して

・体の向きなどに関して頭の中で矢印をつけるようにする(北氏)
・矢印に関しては、柏レイソルの北嶋も言っていた
→右サイドの選手がボールの置いている場所が右足だったら、守備陣は縦を意識するため、中では縦ではなく下がってもらう(清水氏)
・矢印を利用したプレーがある(メッシ等)
・難しいプレーはしていない、相手の矢印の逆を意識している
→シャビの場合、後ろに敵がいる場合、わざと相手に自分の矢印を見せておいて、それとは逆の動きをすることによってフェイントになる
・バルセロナの選手はみんながそれをやっている(北氏)

初めてサッカーを見るときにどういうところに着目したら面白くなるか

・それぞれが確立するのが楽しい
・ボールを見るようにして、だんだん視野を広げていく、ぼやかしていく
・見ていくにつれて、サッカーはパターン化されて見れるようになってくる
・頭の中でWhy?を常に意識しておくと答えが自ずと見えてくる(清水氏)

・試合の中にピンをとめるようにする
→なんで沢はこんなにパスカットできるのか、ということを頭の中にピンをとめておく
そのピンを意識して試合観戦してみる
パスカットできるように仲間がスペースをうめている(北氏)

事前情報がないときの試合観戦方法

・システムを把握しておく
・どういうことが起きるかというのはパターン化されている
→両チーム4-4-2のボックス型の対戦の場合
初期配置の段階で2ボランチ、両サイドバックがフリーになる
その4人をどのように使っているか(清水氏)

-試合中に気づかない間でシステム変更する場合は?-
・約束事が変わりやすい瞬間は必ずあるので、そこでのactionは気をつけて見る(選手交代、監督の動き、ハーフタイムなど)
・テレビ観戦だと、わかりづらい部分があるので、生観戦がおすすめ(清水氏)

観戦解説(清水氏)

【エル・クラシコ国王杯1st】
・DFの姿勢
[前半10分]
1.ピケの姿勢
ゴールと相手のライン上ではなく、中央を切っていて外を向いている(ワンサイドカット)
ライン上をとってしまうと、裏をとられてしまうのをピケは知っている(Cロナウドのスピードもあるため)
→クリロナのカットインシュートを恐れていた
2.ダニエルアウベスとの位置関係
このままだと裏が弱いので、その部分をアウベスがカバーできたはず
普段はピケは左CBなので、アウベスとの連携をうまくとれていなかった
・右SB(アルティントップについて)
[後半8分]
本来アルベロアのポジションだが、この日はアルティントップが右SBになっていた
アルティントップはイニエスタから眼を離してしまったため、裏を取られてしまった
それに対し、セルヒオ・ラモスが危険察知したことにより、難を逃れた
[後半31分]
DFラインが4人並ぶことで幅をカバーするというのはセオリー
アルティントップがイニエスタの動きにつられて中に入ってしまったため、どフリーのアビダルへのパスでゴール
『問題点』
1.本来のポジションではないところで起用されたアルティントップのDF力の無さ(ゾーンディフェンスに慣れていない)
2.アルティントップがイニエスタをマークするという約束事があったのかもしれない
→マンツーマンディフェンスだとしたら、同じサイドのC・ロナウドがカバーに入るべきだった
→W杯の日本代表を例にとると、長友のカバーを阿部や大久保がしていた
→イニエスタが中途半端な位置にいることによって、これがフェイントになっていた(北氏)

【エル・クラシコ国王杯2nd】
(バルデスに代わって出ていたピントは危ないパスミスを多くしていた)
・ゴールキックに関して
[後半22分]
普通、CBはゴールキックの時にペナルティエリアの角で受けるのがセオリーだが、レアルFWがそこを埋めていた
なので、ピケは死のエリア(自陣のコーナーエリア)まで広がっていた
だが、ピントはロングパスを選択(ショートパスをもらっているためにCBは広がっていたのに、ロングパスをするという選択は適切ではない)
本来ならば、ロングパスを選択する場合、GKはCBに中に入るように指示しなければならない
その指示がなかったために、結果ボールロストし、中がスカスカになっていた
そのままC・ロナウドの得点につながった
[後半41分]
バルセロナとしては、点を決められると負けてしまう状況
このシーンでは、CBは死のエリアではなくラインを上げて中に詰めてポジショニングをとっている
ボールをキープできなかったが、危険なシーンは免れた

これらの試合から言えることとしては、
・今まで出ていなかった選手が穴になりやすい理由はこういったシーンに多くあるということ
連携ミスや、戦術の成熟度の関係
・ミスが少ない試合、高度な試合だからこそ、技術的なミスよりも判断ミスが多く目についてしまう

質疑応答

Q1.
セオリーを逸脱することに関してどう考えるか
A1.
セオリーを破るのは楽しい(清水氏)
セオリーを考えた上で、見ることは楽しい(北氏)

Q2.
ミスが多く展開がぼやけてしまった場合、流れをつかむコツ
A2.
傾向をつかむようにする(清水氏)
サッカーはミスのスポーツなので、優秀なチームはミスをした前提でトレーニングしている
ミスした後にどう動くのかというのをよく見るようにする(北氏)

Q3.
観戦者の目が肥えていっているが、どのような原稿を求められるようになったか
A3.
観戦者の目が肥えっていっているのに比例して、編集者のレベルもあがってきているので少し突っ込んだ話をするようにしている
自分の知識をどんどんアップデートしていき、つまらない記事にならないように心がけている(北氏)

Q4.
守備戦術について、今後どういう流れになっていくのか
A4.
ビルバオのマルセロ・ビエルサに注目している
マンツーマンDFによって、バルサをどう打ち破るかに注目している(清水氏)

バルサを打破する方法はフットサルではよく行われる
サイドにパスを出してから、CBが縦に走るような動きが出てくるのではないかと予測している
将来的には、フットサル化し、CBも流動的な動きもしていくのではないだろうか(北氏)

Q5.
日本のボランチで遠藤の後継者になりうる人は?
A5.
チームを動かしていくボランチという面では、鹿島アントラーズの柴崎岳に注目している
どこにスペースがあるのか、ということを見つけることが上手い選手
他には、日本人ではないが京都サンガのチョンウヨン
彼のゲームメイクがチームに回ってくればもっとよくなる(北氏)

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こんな感じの1時間30分でした。
セミナーの最後には安藤隆人さんも登場。
観戦するときに気をつけている点は「違和感を持つこと」だそうです。
それを感じられるようにならば、安藤さんのように将来有望な選手を見つけ出す力もつくのかもしれません。
「安藤さんがこの場にいることが違和感ですけどね」
と、笑いを取られていましたが……。

感じたこと

サッカー選手は一流と呼ばれる選手ほどいろんなことを考えてプレーしてるということ。
無駄なように見えた一つのパスが、実はとてつもなくでかいメッセージが込められている。
ただ単に、「メッシすげえええ!」で終わっていたのが、こうした背景を考えながら見ていくことで
“メッシの今の動きは、シャビのボールを置く位置から裏へのパスが出ることが分かっていたんだな”ということや、
国王杯でのピケが抜かれて失点してしまったところでも、普通ならクリロナすげえなで終わる所が、
“ピケ自身は自分にスピードがないことを自覚しているから、その中で考えられるベストなDFの仕方だったのだな”等と考えられるのです。
サッカーの奥深さを最確認できました。
自分の中で、サッカーを見る時に気をつけていた事はなんとなく構築されていたのですが、
このセミナーに参加することにより、もう1ランク上にいけたような気がしました。
本当に有意義な時間でした。


※続編が出ました!!!


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表現者になること

私の夢は、表現者になること。
その中で今もっとも興味があることは、自分の文で世の中の人に何かを伝えるということ。
ライターである。

ブログでアップしている分には、下手クソな文でも問題はないと思う。
だが、将来的にライターとして”飯を食っていく”ためにはあまりにも文章力がないと感じていた今日この頃。
そんなときに、サッカージャーナリスト養成講座を知った。

サッカーライターとして、サッカー雑誌の編集者として、写真家として活躍できる人材を養成するスクールである。
そのスクールで、オープン講座として宇都宮徹壱さんの授業が開講されると知った。

宇都宮徹壱さんはライターとしてとても有名な方である。
主な著書は、フットボールの犬 (幻冬舎文庫)股旅フットボール日本代表の冒険 南アフリカからブラジルへ (光文社新書)
などがある。

宇都宮さんは、初めからライターとして活躍されていたわけではなく、美大からテレビ番組ADになり、そこから写真家になろうと決意したそうだ。
そこからライターとしても活躍するようになった。

そんな宇都宮さんの話を聞いてみたいと思い、講座を受講することに決めた。

講座のテーマは、「コラム・エッセイの書き方」。
目から鱗なことばかり教えていただいた。
自分なりの蹴球百景を書いてくださいという課題が出されていたので、それらを用いながらの講座だった。
今回印象に残っていることを簡単にまとめようと思う。

どこに視点をおくか
文を書くのは、デッサンに似ている。
同じものでも、視点を変えればまったく違った見方ができる。
誰にもない視点を確保すること。

4分割して考える
(例)FC刈谷vs東京23
1.社会人リーグ4部vs6部
2.東京23の監督は前にFC刈谷に所属していたアマラオ。いうなれば、アマラオダービー。
3.6部の東京23が2-0で勝利。
4.アマラオはFC刈谷サポーターに一礼。負けたFC刈谷サポーターは熱烈なアマラオコール。
起承転結をしっかりと考える。

言いたいこと(ゴール)はただひとつ
スタートからゴールまでがストレートすぎると単調になってしまう。
展開を考えて構成すること。
(サッカーと同じ、スペースをうまく利用すること。)

誰に向かって書いているのかを意識する
読み手はどういうものを求めているのか。
例えば、スポーツナビは一番ライトな記事である。(yahooのトップページなどにも表示されるため。)
なので、サッカーをあまり見ない人にも対応できるような書き方をする。
また、嫌なイメージにならないような終わり方を意識する。

完成度をあげるためのプロセス
これもデッサンと同じ。
自分の書いたものをいろんな角度から客観的に見てツッコミを入れる。

リズムを意識しながら書いてみよう
記事が書けたら、音読してみる。
良い文章は声に出して読んでもリズム感のある心地よい文章である。

書き手として生き残っていくためには
自分のストロングポイントを見つける。
客層をつけるために、書籍を発表する。
優秀な編集者と出会う。
プライドを持つこと。
やりたいこと、書きたいことを意識的、積極的に発信していく。
常に貪欲に、ポジティブに。

今回一番印象に残ったのは、
「ライターになるのはある意味簡単。だが、本当に難しいのはライターであり続けることだ。」
という言葉。
宇都宮さんもそのことを常に念頭に入れながら活動しているとのこと。
ファンを飽きさせないためにも、常に斬新な視点で書くことが大事であると感じた。

この講座の受講するにあたって自分なりに蹴球百景を書いてみた。
それが印刷されて、実際に雑誌に載るような形で手渡されたとき、とても感動した。(冒頭の写真参照)
このような感情になれるのは、「表現者」の醍醐味であるように感じた。

最後に、今回自分で書いた蹴球百景を載せてるので読んでもらえたらと思う。

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「今こそJリーグの強化を」
最近のサッカー界は、今までにないような盛り上がりを見せている。代表戦がテレビで放送されれば視聴率は20%を越え、不況が続くテレビ業界では異例なことであろう。男子代表のアジアカップでの活躍や、なでしこジャパンのW杯優勝があり、それらがこの盛り上がりを支えていることは言うまでもない。その中でも注目したいのは、海外組の活躍である。ドルトムントの香川を始め、本田や長友などの活躍によりサッカー後進国であった日本にも欧州からの目が届くようになった。そうした影響で、日本で活躍すれば欧州からのオファーも届くことが目に見えて分かるようになり、選手個人のモチベーションアップにも繋がっているように思え、とてもよい循環であると思う。しかし、海外移籍によって問題になるのは、Jリーグのレベルが下がってしまうことにあると思う。サッカー強豪国に共通して言えることは、自国のサッカーリーグのレベルの高さである。そういったところで毎日プレーすることにより、個々のレベルがあがっていることは言うまでもない。Jリーグに置き換えていえば、代表主要選手のほとんどが海外組ということもあり、トップレベルの選手が集まっているとは言い難い。もちろん、若手の注目選手や、遠藤、中村憲などのようにまだまだ第一線で活躍している選手もいるが、海外に比べると力が劣ってしまう。また、注目選手が移籍しまうと、Jリーグ自体の観客数が減り、選手としても注目されてる感が減ってしまうため、モチベーションの低下にもつながるのではないだろうか。そう言った中で何かしらの改革が必要であると思う。Jリーグ発足時、各クラブは、当時の世界トップレベルの選手を獲得し、それによりサッカーファンは増えたのではないかと思う。原点回帰ではないが、このようなことが今、必要となっているのではないだろうか。清水のユングベリのように、欧州の第一線で活躍してきた選手を獲得し、その選手見たさにスタジアムに足を運ぶ、というのがいい例である。(2011年ホーム開幕戦は約1万人だったのに対し、最近のホーム戦では約2万人の入場者数)ユングベリ加入が直接的な理由となっているかはわからないが、入場者数が増えていることには間違いはない。試合を直接見てくれれば、選手のモチベーションはもちろんアップするし、良いプレーを見せようと必死になる。結果的には選手個々のレベルアップにもつながる、また、世界トッププレイヤーと対戦することによって何らかの意識変化が生まれることも間違いない。
イタリアでは、デルピエロが今季限りでユベントスを退団することになった。デルピエロは親日家としても知られているので、Jリーグからのオファーがあれば真剣に考えるのではないだろうか。まだまだプレーは衰えを見せていないので、Jリーグにもたらす影響は大きいと思うのだが。
海外移籍により、日本人選手のレベルがアップすることは大いに賛成であるが、そのかわりとして、Jリーグにもしっかりと目を向けてほしいと思う。そのためにも、クラブ側はいろんな策を考える必要があるのではないだろうか、それが、W杯優勝という将来的な目標にもつながるはずである。

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WorldShift Actions (3)


3.グローバル化

田村耕太郎氏
・世界を見てほしい
・安定こそ日本の強み
・空気を読まずに自分の意見をしっかり述べる人
・世界の流れを感じること

今の日本人は閉鎖的すぎる。
外に出てもっといろんなものを見てほしい、世界を見てほしい。
世界には「パートナー」になりうる人が多くいる。
世界に出るには準備が必要である。
そのためには、英語をより強化しなくてはならない。
自動翻訳機がそのうち出てきて、英語が必要ないといわれる世界が来るかもしれない。
ただ、それに頼ってはいけない。
また、英語だけではなく、日本語の強化もすべき。
短い時間で自分の考えを述べられるように、自分の中で仮説を立てて、論理的に物事を話せるように日頃から心がける。

日本について。
世界の都市にはいろいろな人種がいるのにもかかわらず、日本にはほとんどいない。
田村氏も帰国してから出会った外国人は築地で会ったヨーロッパ人だけだった。
安定こそ日本の強みではある。
だがそれだけでは限度がある。
危機が来たら改革ができなくなり、つぶれてしまうのではないだろうか。
良い会社、良い人材がつぶされてしまう社会。
ただ、3.11後の日本の結束力は世界からもかなり評価された。
この力を持って、世界に目線を向けることができたらかなり脅威になるだろう。

日本に最も必要なのは、
「空気を読まずに自分の意見をしっかり述べる人」
そういう人の目線は世界に向いている。

大学生の教育について。
今の日本の大学生は3年生以上は勉強できない環境がある。就職活動をしなければならないからだ。
勉強をしなくても就職活動ができるという日本の流れも関係している。
外資系の会社は、大学の成績を一切見ていない。
イギリスやアメリカでは考えられないことである。
勉強をすること、それが当たり前の環境がアメリカにはある。
アフリカからの留学生は、図書館が終わる24時まで毎日勉強していたらしい。
何を勉強するか、読書をすればいい。
Googleで検索すれば何でもできる世の中であるが、知識がなくても良いという考えはよくない。

ハーバード大学の学長の一言。
「ハーバードでできないことはない。だからなんでも言ってくれ。皆さんの想いをかなえるために我々はいるのだ。」
これは日本人にも感じてほしい環境である。

働くのは自分である。
これから一生働き続けなければならない。
社会がどうなろうが、自分の中の理念はしっかり持っていほしい。

グローバル化なくしてこれからはやっていけない。
人との付き合い方、話し方等、いろんなことを経験していくこと。
世界の流れを感じること、今の時代はアメリカの教育である。

その他講演者

黒田千代吉氏
・平和の種を蒔きましょう
黒田氏にとって平和とは、戦争のない世界。
戦争を体験した人からすれば、戦争がないこと自体が平和である。
そのためにも戦争の体験を語り継ぐ責任がある。

鈴木エドワード氏
・神の建築について(GOoD DESIGN)
・ネガティブな「競争」ではなく、ポジティブな「協力」体制を

DNAが大切だと考えていたが、それ以上に環境が大切であることが立証された。
もし他人の中に自分を見つけられたら、その他人を見る見方が変わるだろう。
自分を保つことができれば、小さな波が集まりシナジーが起きる。

加藤嘉一氏
・世界的危機において、アジアから発信すること
・課題解決型国家を

日中間がパートナーシップを結ぶことがとても重要である。
中国では反日感情が根強く残っているが、日本語を勉強し就職しようとする人が多くいる。
中国でリスペクトされるには、相手の土俵で勝つしかない。

3.11により、国際的に注目されていることを意識しなければならない。
円高だからこそ、内向きになるのではなくてもっと外に出るべき。
そして注目されているのだから、もっと発信していくべき。
相手の土俵へいくこと。
What next?を常に念頭に入れ、考えて行動する。
必要な3つのこと、共感力結束力発信力
グローバリゼーションは日本の課題である。

山崎亮氏
・まち普請→まちへ出よう!
・まちを変えるには、その街の人々の協力が必要
・人と人との触れ合いを増やして、チームを作っていく

やることすべてが室内化されている。
街を楽しくするコミュニティを作り出す。
デザインは、おしゃれにすることではない、よくすることである。
建物を変えるのではなくて、周りのコミュニティを変える。それにより、活性化する。
弱い関係でもいいので、職場でも友人でもない、新しいコミュニティを作り出すことが大切である。

田原総一朗氏
・失敗とは、チャレンジを諦めた時だ
・世論迎合の流れは危険

ライブドアの堀江氏が出てきて、ベンチャー熱が出てきた。これによって経済がよくなる。
当時、東大で講義をした際に、堀江氏のようになりたい人が大半を占めていた。
こういったベンチャーが出てくることで日本経済はよくなっていく。
ただ、まだ日本には出る杭は打たれる傾向があるので、堀江氏は逮捕されてしまった。
経済とは分かち合うものである。
今の人が不幸なのは、日本が不況であることである。
高度成長期の時はよかった。

原発の事故があって、世間では脱原発と言われてい。あんなものは良くない。
なのでエネルギー問題をどうにかしなければならない。
ただ、脱原発とだけ言って、じゃあそれに代わる対策はできているのかというとそこまで考えていない人が多い。
世論迎合の流れがあるのだ。
これでは議論も活性化しないので、いつも他とは違う意見を述べて、議論を活発化させている。
世論迎合の流れは危険である。

武田双雲氏
・「感謝」という言葉の大切さ
・6月9日を「感謝の日」にしよう

感謝という言葉には対義語が存在しない。
いろいろな文字を書道家として書く機会があるが、それに勝る言葉はないと感じた。
なので、世界中に感謝という言葉を入れ込みたい。
そこで考えたのは「感謝69」。
6月9日を感謝の日と決める。
その日だけはネガティブな気持ちにならないようにしたい。
感謝を分かち合える世の中を。

高木善之氏
・日本のマスコミは隠蔽したがる気質がある
・原発について、国民投票をとるべき
・事実を知ろう

原発の事実を日本のマスコミは報道しない気質がある。
事故後の対応能力の低さ。
脱原発が言われているが、なぜ起きないかというと上層部がそのような団体で固められているから。
原発は麻薬のようなもの。
原発を作ればお金が入ってくる仕組み。
ただ、一度踏み入れると逃げ出せないのだ。
原発については国民投票をとるべきである。

世界には知られていない事実が多くある。
それを知る努力をしなければならない。

古賀茂明氏
・増税→意味がない
・稼げる環境作りをすべき
・どうブランディングするかが大切である

日本もこのまま「改革なき増税路線」をとれば、第二のギリシャになりかねない。
何かを変えなければならない。
はっきり言って今増税をしても意味がない。
それよりも、稼げる環境作りをすべきだ。
チャンスがあるのは、農業や医療。
日本の医療は、世界一だ。
だが、それを持続できていない。

TPPが反対されているのは、日本のものが売れなくなってしまうと危惧されているからだ。
肉の輸入を自由化したときもそうだった。
だが、現状を見れば、「国産肉」は安心だから、という理由で生き残っている。むしろ価値が上がった。
競争しても勝てるということを自負すること。
これからの時代は、どうブランディングしていくかが勝負。信頼をどう得ていくか。
企業でも若い人が自由に参入できる、「戦う成長戦略」が重要である。
稼げない国ではだめ、稼げる環境を。

岩瀬大輔氏
・アントレプレナーシップが日本を変える
・個性とエッジをきかせた人生を

「自分にしかできない生き方」をしようと考える。
アメリカではベンチャーが生活の基盤を支えていた。自分もそんなことをしたいと思うようになる。
世界と議論して負けない国づくりを。
リスクをして挑戦している人が少なすぎる。
ぬるま湯から飛び出て、チャレンジする姿勢を。
だから自分が動き出すことが重要。

米良はるか氏READY FOR
・クラウドファンディングで世界を変える
組織で何かするという時代は終わった。
今は個人の時代。
その手助けをするためにクラウドファンディングサービスをしようと思った。
自分たちからactionを起こして世界を変えていく。

川崎裕一氏kamado
Livlisについて
いらないものをTwitterなどで投げかける。
モノを捨てる、売る、返す、というものにはすでに市場が確立されていた。
なので、「あげる」という事業を構築。

野崎錬太郎氏面白法人カヤック
うんこ演算について
ゲームの説明書や武器や技の名前は覚えられるのに、なんで勉強になるとだめになるか。
勉強はつまらないからだ。
「うんこ」といえば子供はみんな面白がって興味を示す。
これを利用して、学習効率をあげようと考えた。
今では3カ国語に対応している。

松田悠介氏Learning for all
・新しいリーダーのカタチ
・日本にも教育格差がある

中卒と大卒では、生涯賃金が1億円近く違う。
努力しなかった人が悪いのか。そうではない。このような現状が知られていないことが問題なのだ。
そのために、教育から変えていく。
教師になる人の人材もしっかり見る。そして充実した研修を行う。
教師にとっても学びの場であること。
違う世界を見せてあげられるようにする。

山本尚毅氏Granma
・低所得者をビジネスによって解決
貧困はどうしたらなくなるのか。
それを課題にし、解決策を考えている
貧困の現状を見るため、代表はアジアを廻っている。

家入一真氏partycompany Inc.
・自己表現
・ちょっとだけ背伸びをして遠くを見ること

ホームページは自己表現をする場として最適だと考え、それがもっと身近なものになるようにとレンタルサーバー会社を設立。
家入氏は会社を作ることで自己表現をしている。
飲食業や投資をしている。
campfireによって世界を変えることができる。
画家になりたかった過去があるので、違う形でクリエイターを支えていけたらと思い設立。
ちょっとだけ背伸びをして、遠くを見ること。それがクリエイターへの第一歩である。

安田祐輔氏NPOキズキ
・ドロップアウトしてもやり直せる社会を
ドロップアウトやひきこもりを支援している。
これは国民全体が考えなければならない問題である。
キズキはそのような人たちに学習支援を行っている。
1.学習不足による中退者の支援
2.進学を機に希望ある未来を
3.自信・社会スキルを体得させる

考察

今回の講演会では「グローバル化」というのが共通して言われていたことだと感じた。その中でも田村氏の講演を抜粋させていただいた。
そこから考えられることは、日本はもっとグローバルになるべきだ、ということである。
世界を変えるためにまず日本がすべきことは、内向きになることではなく、もっと外向きに、世界に視線を向けることであろう。
だから、海外旅行をしよう!というわけではなく、外を見るという姿勢が大事なのだと思う。
自分の考えを他の人に話すことから始めてもいい。コミットすることが重要だ。
そうすると、自分の考え方をうまく話せなかったり、考えが甘い部分が浮き彫りになるはずだ。
そこで、知識が浅いと思えば、勉強をすればいい。読書をするなり、テレビを見るなり、自分の中にインプットしていく。そして、それを自分の中で考えてアウトプットしていく。そうしていけば、自分の考え方は確立されていくだろうし、論理的に話せるようになるだろう。
まずは外に発信する姿勢が重要であるように感じた。
いろいろな知識をつけていけば、日本にとどまっていては駄目であると気付く時が来るかもしれない。
そういったときは、海外に目を向ければいい。
田村氏が述べていたが、アメリカの教育はかなり優れているように思う。
勉強が苦痛だと考えている今の日本とは違い、アメリカでは自主的に勉強に励む人が多いらしい。
読書の量は日本の学生と比べて何倍も多いし、それによって知識も豊富だ。
自主的に勉強をしたいという環境を作り出すことも重要なのかもしれない。

日本には、「空気を読める人」が良しとされる流れがある。
しかし、逆にいえば「自分の意見を強く述べることができない」ということではないだろうか。
自分がどう考えているのかということを強く述べることができない今の日本は、流されやすく小さなものに収束されてしまいがちなのではないだろうか。
私は、空気の読めない人になろうと思った。
やはり、自分の意見を述べること、そしてそれをコミットしていくことは自分にとっても他人にとってもプラスに向かうだろう。

その他、私が聞いた講演者のお話も簡単にまとめさせていただいた。
それぞれとても貴重なお話が聞けてよかった。
個人的に大好きな家入一真氏のお話を聞けたことはとてもよかった。

まとめ

今回のWorldShift Actionsは各界の著名人が集まり、とても有意義な2日間だった。
「Earth JAPAN〜地球に生きる僕たちが、”今”日本のためにできること〜」
というコンセプトを元に、政治、平和、環境、社会問題など、多岐に渡るテーマについて聞けるとても貴重な時間だった。
ここまで幅広いテーマでの講演会は他にはないだろうし、何よりもこのイベントをたった4人の学生が計画、主催したという事実にも驚きを隠せない。
それと同時にこのようなイベントに参加できたことを感謝しなければならない。
このイベントに参加して、自分もこういった活動に関っていきたいと強く感じた。
このイベントから学べたことは、今後に生かせていけるはずだ。

WorldShift Actions (1),(2)

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WorldShift Actions (2)


2.社会貢献

竹井善昭氏
・企業の社会貢献は生き残り戦略である
・単純にかっこいいじゃん
・社会貢献は革命思想である

今は社会貢献ブームである。
映画「僕らは世界を変えることができない」等のように、ギャルを中心とした学生団体も増えてきている。
企業がなぜ社会貢献を行うか、それは単純に生き残り戦略である。
アメリカの大学生の就職人気No.1は、GoogleでもAppleでもなく、NPO団体「Teach For America」である。
企業側は優秀な学生の流出を防ぐために、TFAで2年間働いた後に企業で働けるように提携を結んでいたりする。
だが、そもそもなぜ、社会貢献するのか。
それは、世界を変えるヤツって単純にかっこいいから。
チェ・ゲバラもキューバ革命を成功させて、当時の若者のあこがれになった。
ジョブズがAppleを作る際に、当時のペプシコーラの社長を口説き落とした言葉がある。
「このまま一生砂糖水を売り続けるのか?それとも世界を変えたいか?」
社会貢献は革命思想なのだ。

イケダハヤト氏
・起業家は、課題「発見」にすぐれている
・ソーシャルメディアの力

「義憤」を抱くぐらいの課題を発見し、それを解決していく。
起業家は課題「発見」にすぐれている。
解決策は簡単なのである。
(例)U2 plus「うつ病を治すサービス」
   PIRKA「ゴミを拾うというサービス」
今は課題発見が不十分なまま起業している。
じゃあどのようにして見つけるのか。
・非営利活動への参加
・異業種と会う
・時間を作る
今の日本でいえば、被災地に赴く。
これが課題発見への近道となりうる。
日本は課題の多い国である。なので世の中を変えやすいのだ。
ひとりひとりが解決したい課題を見つけ、コミットする。
ソーシャルメディアは問題を共有し、集客できる力がある。
イケダ氏本人も、ブログの題名を変えただけである企業の人からコンタクトがあった。
「何ができるか」よりも「問題意識の有無」である。

※イケダ氏が話していた野村総合研究所の村田さんのpdf。下参照。
価値創造を担うシステム・アーキテクト(1),(2)

横尾俊成氏
・踏み出す第一歩
・「伝える力」と「まきこむ力」の重要性
・悩んだら全部やる!

横尾氏は、9.11が起きた時に何かしなければならないと思い立ち、世界の若者と対話する機会を作った。
良い活動をしているのに、小さな活動になっていることがある。
これは、「伝える力」と「まきこむ力」がないために起こっている。
横尾氏は広告会社の博報堂に入社後、greenbirdという団体を作り、街を掃除するという活動など色々な活動をしていた。その後会社を退社し、今は港区の議員をつとめている。
自分がやりたいと思ったことは全部やるようにしている。(実際博報堂とgreenbirdの活動の二足のわらじであった。)
何故議員になろうかと思ったか。
民主党に政権がかわり、人々は世界が変わるのを願った。しかし、何も変わっていない現状がある。
そこで横尾氏は、世界を変えるには国からではなく、地域、街から変わらなければならないと感じた。
そこで区政に関っていこうと決めた。
港区をよくする20のアイディア」を考え、皆と一緒になって取り組んでいく政治を心がけている。
選択肢はたくさんあるし、悩むこともある。
ただ、悩んだら全部やる!言い訳をしないために。
いろんな人に出会い、いろんなことにトライすること。それによって必ず、「何か」ができる自分に出会える。
未来なんてわからない。
今を大切にしてやりたいことを全部やろう。
身近なことからやっていくこと。
そのためには仲間は必要だ。

考察

印象に残った3名の講演を抜粋させていただいた。
この中でも一番心に残っているのは、横尾氏が述べていた、やりたいことは全部やる!ということだ。
自分自身、やりたいことはたくさんあって、どうやって取捨選択しようかということばかり考えていたけど、そんなことは必要ないのだと思った。
今23歳。まだまだ人生は長い。
やりたいことを一つ一つやっていけば充実した人生を歩めるだろうと感じた。
言い訳をしないためにも、自分のやりたいことは公にして、有言実行できる人間になろうと思った。
to do listを公開しようか悩んでいたけど、してみよう。

竹田氏
企業にとっての社会貢献の位置づけが重要なものになっているのだと気付かされた。
Teach For Americaというアメリカの現状もあるし、Teach For Japanも設立予定らしいので、これからは日本でももっと重要視されてくるだろうと感じた。
社会貢献は単純にかっこいいからやろうぜ、という姿勢も好感を受けた。
そんな不純(?)な理由でやっていいものなのだろうか、という疑問があったが、結果としては社会のためになっている。
横尾氏のお言葉を借りるならば、やはり、やりたいと感じたことはやるべきであろうと思った。

イケダ氏
起業のきっかけになるのは、課題を発見することからというのは気付けていなかったところだったので目から鱗だった。
普通に生きていて、「なんでだろう?」と感じることは多い。それを解消できていない世の中にこそチャンスがあるのだろう。誰にでもチャンスは平等にあるものだなと感じた。
今自分が直面している課題は、他の人からしたら課題ではないのかもしれない。
だが、自分と同じような状況にいる人は必ずいるはずで、それを見て見ぬふりをするとチャンスを逃してしまうのであろうと思った。
起きているすべてのことに興味を持ち、よりよい社会を作っていく姿勢が、この世界を変えるのだろう。
今ならば、東北大地震が起きた被災地に赴くこと。
これは日本人ならば必ず1回は行くべきで、そこで感じ取れることは多いはず。
なので、積極的にそのような場に足を運び、現状を自分の目で見て、自分なりの「課題」を感じ、コミットしていくことが大事であろう。
課題を見つけさえすれば、その解決策は自ずと生まれてくるはずだ。

横尾氏
この世の中をよくしようとする活動は星の数ほどあるといっても過言ではないだろう。
ただ、その中でクローズアップされているのはほんの一握り。
横尾氏が述べていた、「伝える力」と「まきこむ力」をつけることにより、もっと注目されるだろうし、シナジーを生んでいけるはずだ。
あとはやはり、やりたいことを全部やるということ。先ほども述べたとおり、今回の講演の中で最も心に残った。
自分のやりたいことを明確にし、それを解決、解消できるように心がけていきたい。

次に続く

WorldShift Actions (1),(3)

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WorldShift Actions (1)


10月29,30日に開催されたWorldShift Actionsに参加してきた。
場所は、国立オリンピック記念青少年総合センター。
私は1日目、2日目ともに午後からの参加となった。
講演者はとても豪華な面々で、各界の著名人が集まった素晴らしいイベントであった。

このイベントに参加してみて感じたことがいくつかあるので、以下の3つの項目に分けて述べていこうと思う。

1.これからの仕事の形態
2.社会貢献
3.グローバル化

1.これからの仕事の形態

佐々木俊尚氏
・エゴサーチされる時代
・人脈と名刺で仕事できる時代は終わり
・ネットが履歴書になる

自分の名前をネットで検索すれば、Twitterやfacebookの個人ページにたどり着く。
ネガティブな情報も筒抜けになる。
ネットが履歴書がわりになるのだ。
また、これまでは名刺に大企業の名があれば安心できた。
だが、今では大企業がやってもダメだったことが、個人でできるようになっている。
国と企業がリンクしていない時代がまた戻ってきつつあるのだ。
これからは会社の名ではなく、個人の時代である。

波頭亮氏
・新書を3か月の間に100冊読む
・オリジナリティーを持って自分の仮説を述べる力
・セルフコントロール
・チームをコントロールする力

会社の名前だけ、名声だけで就職先を選んでいる現代は、危険である。
入社して数年で辞めてしまう人がいるのもこれが原因ではないだろうか。
そうならないためにも、一面だけを見るのではなく、もっと広い視野で情報収集をすることが大事である。
日本の学生はアメリカの学生と比較して、読書をする時間が圧倒的に少ない。
これにより情報収集能力が劣ってしまう。
なので日本の学生は、読書をすべきだ。
今の主流になっている就職活動の方法をとるより、本をたくさん読んで知識をつけ、自分なりの意見を述べられるようにしておくことが大事である。
また、眠くても頑張るといったようなセルフコントロールや、周りをとり込む力を持つことも重要である。

考察

特に頭に残った2名の講演内容をまとめた。
ここから感じたことは、今の就職のスタイルとして
「大企業に内定をもらえた、すごいだろう」
という流れは違うなと感じた。
就職してから自分がどんなことをして何を目標にやっていくのかというのが大事なのである。
「大企業だから潰れる心配もないし、安定だ」
というのも今の時代言えなくなってきている。
どういう自分でいたいか
理想の自分になるためにはどうしたらいいのか
そういったことを考えて仕事選び、会社選びをすべきなのだと感じた。

波頭氏
読書で知識をインプットするだけではだめであると教えられた。
読書をすることで自分の意見や考えを持つことで、やっと読書というものが生かされてくるのだと思った。

佐々木氏
これからは仕事が変わると述べていた。
大企業ではなくても個人でやっていける時代がきつつあるので、企業に依存せずに個人で、フリーランスとなって仕事を行う時代がすぐそこまできていると。
なので、これからはノマド化が急激に進むはずだ。
私は、ノマドワーカーとなる利点がそこまで理解していなかったが、こういった背景があるということを知り、個人として動くほうがこれからの時代に合っているのだと気づくことができた。
どちらにしても、まずは個人の力をつけなければならないと感じたので、まずは自分自身のスキルアップを常に考えなければならないと思った。

次に続く

WorldShift Actions (2),(3)

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