WorldShift Actions (3)


3.グローバル化

田村耕太郎氏
・世界を見てほしい
・安定こそ日本の強み
・空気を読まずに自分の意見をしっかり述べる人
・世界の流れを感じること

今の日本人は閉鎖的すぎる。
外に出てもっといろんなものを見てほしい、世界を見てほしい。
世界には「パートナー」になりうる人が多くいる。
世界に出るには準備が必要である。
そのためには、英語をより強化しなくてはならない。
自動翻訳機がそのうち出てきて、英語が必要ないといわれる世界が来るかもしれない。
ただ、それに頼ってはいけない。
また、英語だけではなく、日本語の強化もすべき。
短い時間で自分の考えを述べられるように、自分の中で仮説を立てて、論理的に物事を話せるように日頃から心がける。

日本について。
世界の都市にはいろいろな人種がいるのにもかかわらず、日本にはほとんどいない。
田村氏も帰国してから出会った外国人は築地で会ったヨーロッパ人だけだった。
安定こそ日本の強みではある。
だがそれだけでは限度がある。
危機が来たら改革ができなくなり、つぶれてしまうのではないだろうか。
良い会社、良い人材がつぶされてしまう社会。
ただ、3.11後の日本の結束力は世界からもかなり評価された。
この力を持って、世界に目線を向けることができたらかなり脅威になるだろう。

日本に最も必要なのは、
「空気を読まずに自分の意見をしっかり述べる人」
そういう人の目線は世界に向いている。

大学生の教育について。
今の日本の大学生は3年生以上は勉強できない環境がある。就職活動をしなければならないからだ。
勉強をしなくても就職活動ができるという日本の流れも関係している。
外資系の会社は、大学の成績を一切見ていない。
イギリスやアメリカでは考えられないことである。
勉強をすること、それが当たり前の環境がアメリカにはある。
アフリカからの留学生は、図書館が終わる24時まで毎日勉強していたらしい。
何を勉強するか、読書をすればいい。
Googleで検索すれば何でもできる世の中であるが、知識がなくても良いという考えはよくない。

ハーバード大学の学長の一言。
「ハーバードでできないことはない。だからなんでも言ってくれ。皆さんの想いをかなえるために我々はいるのだ。」
これは日本人にも感じてほしい環境である。

働くのは自分である。
これから一生働き続けなければならない。
社会がどうなろうが、自分の中の理念はしっかり持っていほしい。

グローバル化なくしてこれからはやっていけない。
人との付き合い方、話し方等、いろんなことを経験していくこと。
世界の流れを感じること、今の時代はアメリカの教育である。

その他講演者

黒田千代吉氏
・平和の種を蒔きましょう
黒田氏にとって平和とは、戦争のない世界。
戦争を体験した人からすれば、戦争がないこと自体が平和である。
そのためにも戦争の体験を語り継ぐ責任がある。

鈴木エドワード氏
・神の建築について(GOoD DESIGN)
・ネガティブな「競争」ではなく、ポジティブな「協力」体制を

DNAが大切だと考えていたが、それ以上に環境が大切であることが立証された。
もし他人の中に自分を見つけられたら、その他人を見る見方が変わるだろう。
自分を保つことができれば、小さな波が集まりシナジーが起きる。

加藤嘉一氏
・世界的危機において、アジアから発信すること
・課題解決型国家を

日中間がパートナーシップを結ぶことがとても重要である。
中国では反日感情が根強く残っているが、日本語を勉強し就職しようとする人が多くいる。
中国でリスペクトされるには、相手の土俵で勝つしかない。

3.11により、国際的に注目されていることを意識しなければならない。
円高だからこそ、内向きになるのではなくてもっと外に出るべき。
そして注目されているのだから、もっと発信していくべき。
相手の土俵へいくこと。
What next?を常に念頭に入れ、考えて行動する。
必要な3つのこと、共感力結束力発信力
グローバリゼーションは日本の課題である。

山崎亮氏
・まち普請→まちへ出よう!
・まちを変えるには、その街の人々の協力が必要
・人と人との触れ合いを増やして、チームを作っていく

やることすべてが室内化されている。
街を楽しくするコミュニティを作り出す。
デザインは、おしゃれにすることではない、よくすることである。
建物を変えるのではなくて、周りのコミュニティを変える。それにより、活性化する。
弱い関係でもいいので、職場でも友人でもない、新しいコミュニティを作り出すことが大切である。

田原総一朗氏
・失敗とは、チャレンジを諦めた時だ
・世論迎合の流れは危険

ライブドアの堀江氏が出てきて、ベンチャー熱が出てきた。これによって経済がよくなる。
当時、東大で講義をした際に、堀江氏のようになりたい人が大半を占めていた。
こういったベンチャーが出てくることで日本経済はよくなっていく。
ただ、まだ日本には出る杭は打たれる傾向があるので、堀江氏は逮捕されてしまった。
経済とは分かち合うものである。
今の人が不幸なのは、日本が不況であることである。
高度成長期の時はよかった。

原発の事故があって、世間では脱原発と言われてい。あんなものは良くない。
なのでエネルギー問題をどうにかしなければならない。
ただ、脱原発とだけ言って、じゃあそれに代わる対策はできているのかというとそこまで考えていない人が多い。
世論迎合の流れがあるのだ。
これでは議論も活性化しないので、いつも他とは違う意見を述べて、議論を活発化させている。
世論迎合の流れは危険である。

武田双雲氏
・「感謝」という言葉の大切さ
・6月9日を「感謝の日」にしよう

感謝という言葉には対義語が存在しない。
いろいろな文字を書道家として書く機会があるが、それに勝る言葉はないと感じた。
なので、世界中に感謝という言葉を入れ込みたい。
そこで考えたのは「感謝69」。
6月9日を感謝の日と決める。
その日だけはネガティブな気持ちにならないようにしたい。
感謝を分かち合える世の中を。

高木善之氏
・日本のマスコミは隠蔽したがる気質がある
・原発について、国民投票をとるべき
・事実を知ろう

原発の事実を日本のマスコミは報道しない気質がある。
事故後の対応能力の低さ。
脱原発が言われているが、なぜ起きないかというと上層部がそのような団体で固められているから。
原発は麻薬のようなもの。
原発を作ればお金が入ってくる仕組み。
ただ、一度踏み入れると逃げ出せないのだ。
原発については国民投票をとるべきである。

世界には知られていない事実が多くある。
それを知る努力をしなければならない。

古賀茂明氏
・増税→意味がない
・稼げる環境作りをすべき
・どうブランディングするかが大切である

日本もこのまま「改革なき増税路線」をとれば、第二のギリシャになりかねない。
何かを変えなければならない。
はっきり言って今増税をしても意味がない。
それよりも、稼げる環境作りをすべきだ。
チャンスがあるのは、農業や医療。
日本の医療は、世界一だ。
だが、それを持続できていない。

TPPが反対されているのは、日本のものが売れなくなってしまうと危惧されているからだ。
肉の輸入を自由化したときもそうだった。
だが、現状を見れば、「国産肉」は安心だから、という理由で生き残っている。むしろ価値が上がった。
競争しても勝てるということを自負すること。
これからの時代は、どうブランディングしていくかが勝負。信頼をどう得ていくか。
企業でも若い人が自由に参入できる、「戦う成長戦略」が重要である。
稼げない国ではだめ、稼げる環境を。

岩瀬大輔氏
・アントレプレナーシップが日本を変える
・個性とエッジをきかせた人生を

「自分にしかできない生き方」をしようと考える。
アメリカではベンチャーが生活の基盤を支えていた。自分もそんなことをしたいと思うようになる。
世界と議論して負けない国づくりを。
リスクをして挑戦している人が少なすぎる。
ぬるま湯から飛び出て、チャレンジする姿勢を。
だから自分が動き出すことが重要。

米良はるか氏READY FOR
・クラウドファンディングで世界を変える
組織で何かするという時代は終わった。
今は個人の時代。
その手助けをするためにクラウドファンディングサービスをしようと思った。
自分たちからactionを起こして世界を変えていく。

川崎裕一氏kamado
Livlisについて
いらないものをTwitterなどで投げかける。
モノを捨てる、売る、返す、というものにはすでに市場が確立されていた。
なので、「あげる」という事業を構築。

野崎錬太郎氏面白法人カヤック
うんこ演算について
ゲームの説明書や武器や技の名前は覚えられるのに、なんで勉強になるとだめになるか。
勉強はつまらないからだ。
「うんこ」といえば子供はみんな面白がって興味を示す。
これを利用して、学習効率をあげようと考えた。
今では3カ国語に対応している。

松田悠介氏Learning for all
・新しいリーダーのカタチ
・日本にも教育格差がある

中卒と大卒では、生涯賃金が1億円近く違う。
努力しなかった人が悪いのか。そうではない。このような現状が知られていないことが問題なのだ。
そのために、教育から変えていく。
教師になる人の人材もしっかり見る。そして充実した研修を行う。
教師にとっても学びの場であること。
違う世界を見せてあげられるようにする。

山本尚毅氏Granma
・低所得者をビジネスによって解決
貧困はどうしたらなくなるのか。
それを課題にし、解決策を考えている
貧困の現状を見るため、代表はアジアを廻っている。

家入一真氏partycompany Inc.
・自己表現
・ちょっとだけ背伸びをして遠くを見ること

ホームページは自己表現をする場として最適だと考え、それがもっと身近なものになるようにとレンタルサーバー会社を設立。
家入氏は会社を作ることで自己表現をしている。
飲食業や投資をしている。
campfireによって世界を変えることができる。
画家になりたかった過去があるので、違う形でクリエイターを支えていけたらと思い設立。
ちょっとだけ背伸びをして、遠くを見ること。それがクリエイターへの第一歩である。

安田祐輔氏NPOキズキ
・ドロップアウトしてもやり直せる社会を
ドロップアウトやひきこもりを支援している。
これは国民全体が考えなければならない問題である。
キズキはそのような人たちに学習支援を行っている。
1.学習不足による中退者の支援
2.進学を機に希望ある未来を
3.自信・社会スキルを体得させる

考察

今回の講演会では「グローバル化」というのが共通して言われていたことだと感じた。その中でも田村氏の講演を抜粋させていただいた。
そこから考えられることは、日本はもっとグローバルになるべきだ、ということである。
世界を変えるためにまず日本がすべきことは、内向きになることではなく、もっと外向きに、世界に視線を向けることであろう。
だから、海外旅行をしよう!というわけではなく、外を見るという姿勢が大事なのだと思う。
自分の考えを他の人に話すことから始めてもいい。コミットすることが重要だ。
そうすると、自分の考え方をうまく話せなかったり、考えが甘い部分が浮き彫りになるはずだ。
そこで、知識が浅いと思えば、勉強をすればいい。読書をするなり、テレビを見るなり、自分の中にインプットしていく。そして、それを自分の中で考えてアウトプットしていく。そうしていけば、自分の考え方は確立されていくだろうし、論理的に話せるようになるだろう。
まずは外に発信する姿勢が重要であるように感じた。
いろいろな知識をつけていけば、日本にとどまっていては駄目であると気付く時が来るかもしれない。
そういったときは、海外に目を向ければいい。
田村氏が述べていたが、アメリカの教育はかなり優れているように思う。
勉強が苦痛だと考えている今の日本とは違い、アメリカでは自主的に勉強に励む人が多いらしい。
読書の量は日本の学生と比べて何倍も多いし、それによって知識も豊富だ。
自主的に勉強をしたいという環境を作り出すことも重要なのかもしれない。

日本には、「空気を読める人」が良しとされる流れがある。
しかし、逆にいえば「自分の意見を強く述べることができない」ということではないだろうか。
自分がどう考えているのかということを強く述べることができない今の日本は、流されやすく小さなものに収束されてしまいがちなのではないだろうか。
私は、空気の読めない人になろうと思った。
やはり、自分の意見を述べること、そしてそれをコミットしていくことは自分にとっても他人にとってもプラスに向かうだろう。

その他、私が聞いた講演者のお話も簡単にまとめさせていただいた。
それぞれとても貴重なお話が聞けてよかった。
個人的に大好きな家入一真氏のお話を聞けたことはとてもよかった。

まとめ

今回のWorldShift Actionsは各界の著名人が集まり、とても有意義な2日間だった。
「Earth JAPAN〜地球に生きる僕たちが、”今”日本のためにできること〜」
というコンセプトを元に、政治、平和、環境、社会問題など、多岐に渡るテーマについて聞けるとても貴重な時間だった。
ここまで幅広いテーマでの講演会は他にはないだろうし、何よりもこのイベントをたった4人の学生が計画、主催したという事実にも驚きを隠せない。
それと同時にこのようなイベントに参加できたことを感謝しなければならない。
このイベントに参加して、自分もこういった活動に関っていきたいと強く感じた。
このイベントから学べたことは、今後に生かせていけるはずだ。

WorldShift Actions (1),(2)

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WorldShift Actions (2)


2.社会貢献

竹井善昭氏
・企業の社会貢献は生き残り戦略である
・単純にかっこいいじゃん
・社会貢献は革命思想である

今は社会貢献ブームである。
映画「僕らは世界を変えることができない」等のように、ギャルを中心とした学生団体も増えてきている。
企業がなぜ社会貢献を行うか、それは単純に生き残り戦略である。
アメリカの大学生の就職人気No.1は、GoogleでもAppleでもなく、NPO団体「Teach For America」である。
企業側は優秀な学生の流出を防ぐために、TFAで2年間働いた後に企業で働けるように提携を結んでいたりする。
だが、そもそもなぜ、社会貢献するのか。
それは、世界を変えるヤツって単純にかっこいいから。
チェ・ゲバラもキューバ革命を成功させて、当時の若者のあこがれになった。
ジョブズがAppleを作る際に、当時のペプシコーラの社長を口説き落とした言葉がある。
「このまま一生砂糖水を売り続けるのか?それとも世界を変えたいか?」
社会貢献は革命思想なのだ。

イケダハヤト氏
・起業家は、課題「発見」にすぐれている
・ソーシャルメディアの力

「義憤」を抱くぐらいの課題を発見し、それを解決していく。
起業家は課題「発見」にすぐれている。
解決策は簡単なのである。
(例)U2 plus「うつ病を治すサービス」
   PIRKA「ゴミを拾うというサービス」
今は課題発見が不十分なまま起業している。
じゃあどのようにして見つけるのか。
・非営利活動への参加
・異業種と会う
・時間を作る
今の日本でいえば、被災地に赴く。
これが課題発見への近道となりうる。
日本は課題の多い国である。なので世の中を変えやすいのだ。
ひとりひとりが解決したい課題を見つけ、コミットする。
ソーシャルメディアは問題を共有し、集客できる力がある。
イケダ氏本人も、ブログの題名を変えただけである企業の人からコンタクトがあった。
「何ができるか」よりも「問題意識の有無」である。

※イケダ氏が話していた野村総合研究所の村田さんのpdf。下参照。
価値創造を担うシステム・アーキテクト(1),(2)

横尾俊成氏
・踏み出す第一歩
・「伝える力」と「まきこむ力」の重要性
・悩んだら全部やる!

横尾氏は、9.11が起きた時に何かしなければならないと思い立ち、世界の若者と対話する機会を作った。
良い活動をしているのに、小さな活動になっていることがある。
これは、「伝える力」と「まきこむ力」がないために起こっている。
横尾氏は広告会社の博報堂に入社後、greenbirdという団体を作り、街を掃除するという活動など色々な活動をしていた。その後会社を退社し、今は港区の議員をつとめている。
自分がやりたいと思ったことは全部やるようにしている。(実際博報堂とgreenbirdの活動の二足のわらじであった。)
何故議員になろうかと思ったか。
民主党に政権がかわり、人々は世界が変わるのを願った。しかし、何も変わっていない現状がある。
そこで横尾氏は、世界を変えるには国からではなく、地域、街から変わらなければならないと感じた。
そこで区政に関っていこうと決めた。
港区をよくする20のアイディア」を考え、皆と一緒になって取り組んでいく政治を心がけている。
選択肢はたくさんあるし、悩むこともある。
ただ、悩んだら全部やる!言い訳をしないために。
いろんな人に出会い、いろんなことにトライすること。それによって必ず、「何か」ができる自分に出会える。
未来なんてわからない。
今を大切にしてやりたいことを全部やろう。
身近なことからやっていくこと。
そのためには仲間は必要だ。

考察

印象に残った3名の講演を抜粋させていただいた。
この中でも一番心に残っているのは、横尾氏が述べていた、やりたいことは全部やる!ということだ。
自分自身、やりたいことはたくさんあって、どうやって取捨選択しようかということばかり考えていたけど、そんなことは必要ないのだと思った。
今23歳。まだまだ人生は長い。
やりたいことを一つ一つやっていけば充実した人生を歩めるだろうと感じた。
言い訳をしないためにも、自分のやりたいことは公にして、有言実行できる人間になろうと思った。
to do listを公開しようか悩んでいたけど、してみよう。

竹田氏
企業にとっての社会貢献の位置づけが重要なものになっているのだと気付かされた。
Teach For Americaというアメリカの現状もあるし、Teach For Japanも設立予定らしいので、これからは日本でももっと重要視されてくるだろうと感じた。
社会貢献は単純にかっこいいからやろうぜ、という姿勢も好感を受けた。
そんな不純(?)な理由でやっていいものなのだろうか、という疑問があったが、結果としては社会のためになっている。
横尾氏のお言葉を借りるならば、やはり、やりたいと感じたことはやるべきであろうと思った。

イケダ氏
起業のきっかけになるのは、課題を発見することからというのは気付けていなかったところだったので目から鱗だった。
普通に生きていて、「なんでだろう?」と感じることは多い。それを解消できていない世の中にこそチャンスがあるのだろう。誰にでもチャンスは平等にあるものだなと感じた。
今自分が直面している課題は、他の人からしたら課題ではないのかもしれない。
だが、自分と同じような状況にいる人は必ずいるはずで、それを見て見ぬふりをするとチャンスを逃してしまうのであろうと思った。
起きているすべてのことに興味を持ち、よりよい社会を作っていく姿勢が、この世界を変えるのだろう。
今ならば、東北大地震が起きた被災地に赴くこと。
これは日本人ならば必ず1回は行くべきで、そこで感じ取れることは多いはず。
なので、積極的にそのような場に足を運び、現状を自分の目で見て、自分なりの「課題」を感じ、コミットしていくことが大事であろう。
課題を見つけさえすれば、その解決策は自ずと生まれてくるはずだ。

横尾氏
この世の中をよくしようとする活動は星の数ほどあるといっても過言ではないだろう。
ただ、その中でクローズアップされているのはほんの一握り。
横尾氏が述べていた、「伝える力」と「まきこむ力」をつけることにより、もっと注目されるだろうし、シナジーを生んでいけるはずだ。
あとはやはり、やりたいことを全部やるということ。先ほども述べたとおり、今回の講演の中で最も心に残った。
自分のやりたいことを明確にし、それを解決、解消できるように心がけていきたい。

次に続く

WorldShift Actions (1),(3)

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WorldShift Actions (1)


10月29,30日に開催されたWorldShift Actionsに参加してきた。
場所は、国立オリンピック記念青少年総合センター。
私は1日目、2日目ともに午後からの参加となった。
講演者はとても豪華な面々で、各界の著名人が集まった素晴らしいイベントであった。

このイベントに参加してみて感じたことがいくつかあるので、以下の3つの項目に分けて述べていこうと思う。

1.これからの仕事の形態
2.社会貢献
3.グローバル化

1.これからの仕事の形態

佐々木俊尚氏
・エゴサーチされる時代
・人脈と名刺で仕事できる時代は終わり
・ネットが履歴書になる

自分の名前をネットで検索すれば、Twitterやfacebookの個人ページにたどり着く。
ネガティブな情報も筒抜けになる。
ネットが履歴書がわりになるのだ。
また、これまでは名刺に大企業の名があれば安心できた。
だが、今では大企業がやってもダメだったことが、個人でできるようになっている。
国と企業がリンクしていない時代がまた戻ってきつつあるのだ。
これからは会社の名ではなく、個人の時代である。

波頭亮氏
・新書を3か月の間に100冊読む
・オリジナリティーを持って自分の仮説を述べる力
・セルフコントロール
・チームをコントロールする力

会社の名前だけ、名声だけで就職先を選んでいる現代は、危険である。
入社して数年で辞めてしまう人がいるのもこれが原因ではないだろうか。
そうならないためにも、一面だけを見るのではなく、もっと広い視野で情報収集をすることが大事である。
日本の学生はアメリカの学生と比較して、読書をする時間が圧倒的に少ない。
これにより情報収集能力が劣ってしまう。
なので日本の学生は、読書をすべきだ。
今の主流になっている就職活動の方法をとるより、本をたくさん読んで知識をつけ、自分なりの意見を述べられるようにしておくことが大事である。
また、眠くても頑張るといったようなセルフコントロールや、周りをとり込む力を持つことも重要である。

考察

特に頭に残った2名の講演内容をまとめた。
ここから感じたことは、今の就職のスタイルとして
「大企業に内定をもらえた、すごいだろう」
という流れは違うなと感じた。
就職してから自分がどんなことをして何を目標にやっていくのかというのが大事なのである。
「大企業だから潰れる心配もないし、安定だ」
というのも今の時代言えなくなってきている。
どういう自分でいたいか
理想の自分になるためにはどうしたらいいのか
そういったことを考えて仕事選び、会社選びをすべきなのだと感じた。

波頭氏
読書で知識をインプットするだけではだめであると教えられた。
読書をすることで自分の意見や考えを持つことで、やっと読書というものが生かされてくるのだと思った。

佐々木氏
これからは仕事が変わると述べていた。
大企業ではなくても個人でやっていける時代がきつつあるので、企業に依存せずに個人で、フリーランスとなって仕事を行う時代がすぐそこまできていると。
なので、これからはノマド化が急激に進むはずだ。
私は、ノマドワーカーとなる利点がそこまで理解していなかったが、こういった背景があるということを知り、個人として動くほうがこれからの時代に合っているのだと気づくことができた。
どちらにしても、まずは個人の力をつけなければならないと感じたので、まずは自分自身のスキルアップを常に考えなければならないと思った。

次に続く

WorldShift Actions (2),(3)

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