2011-08-17 イスラエル2日目
8時30分起床。
日本にいた時と考えると、驚くほど規則正しい生活。
だいたい23時には寝るので、目覚めもばっちりである。
起きてからは、
ロビーに行ってネットしたり、
Twitterのメンションを読んだり、
メール確認したり…
気がつくと9時過ぎになっていた。
準備をして、いざ出発。
今日の目的地は、パレスチナ自治区のベツレヘム。
エルサレムからは、ダマスカスゲート近くのバスステーションからバスが出ている。
露店でパンを購入し、21番バスに乗り込む。
ベツレヘムに行くにはいくつかバスが出ているようだが、
21番バスに乗ればチェックポイントを通過しなくて済むということだったので
これで向かうことにした。
ちなみにベツレヘムからエルサレムにいくには使うことはできない。
チェックポイント?
と思うかもしれないが、パレスチナ自治区に行くにはチェックポイントを通る必要がある。
そこでIDチェック、荷物チェック…などと結構厄介であると聞いていた。
7NISを支払い、乗車。
バス内はきれいな印象。
ベツレヘムとの境につくと、イスラエル兵が乗車。
ヨルダンから国境越えしてきたときに似た緊張が走る。
何やら紙を見てチェックをしているらしい。
アラブ人の通過のチェックだろうか。
だが日本人はチェックされないらしい。
僕の前はするーっとスルーしていった。
ベツレヘムのバスターミナルに到着するとやはりtaxi殺到。
ただ、今回は歩いて行ける距離なのでシカトさせていただいた。
ここで、ペトラに行くときにイスラエルに向かっていた日本人に会う。
彼は現地の人と話し込んでいたので、軽く会釈してその場を去った。
バスターミナルから少し歩くと
露店やら、お土産屋さんがたくさんあった。
キリストの生誕の地ということで観光客も多いのだろう。
エルサレムの旧市街ほどではないが、人も多いしごった返している。
こういう雰囲気好き。
街並みはおしゃれな印象。
白いレンガ造りの建物や、道など。
こういう場所は初心者カメラマンにとってはありがたい場所。
どこを撮っても素晴らしい写真になる。
理想的な被写体ですね。
さて、お土産屋さんを見ながら歩くこと約30分。
前方に見えてきた、生誕教会。
この日も観光客がたくさんいた。
インドや、ヨーロッパ、韓国などなど。
いろんな国から来ているようだった。
歩いていて気付いたんだけど、
korean!!!と呼ばれることがほとんどだった。
韓国ではキリスト教が最大勢力の宗教であるためよく訪れるのだろう。
日本人だよ!!!と教えると
笑顔で、コンニチワーと言ってくれるのが印象的だった。
教会の入り口で少し休憩してから中に入った。
中ではなにやら教会っぽいことが行われていた…
なんていうの、ミサっていうの?
わかんないけど、思ったことは
「場違い感はんぱねー」
これはエルサレムでも思ったことだけど
無宗教な僕からすると、こういう場所苦手…
苦手とかいって、がっつり見てきました。
地下に生誕の場所があるんだけど、並んでるの知らずに思いっきり逆走して
内部に潜入してました。
いや、そんなこともあるよね。
あ、生誕の地はベツレヘムって言われてるけど、
実は定かではないらしいです。
なのに教会まであって…、もう後に引けない感じ?
生誕教会を見た後は
ミルク・グロット教会にも行ってきました。
かわいい教会っていわれてるんだって。
特に何もありませんでした。
ベツレヘムは見尽くした感満載だったので帰ることに。
帰りにお土産屋さんでマグカップを買った。
ここの店員さんが、たぶん10代の男の子だったんだけど。
僕のカメラに興味津々で、
「触らせてくれ!撮らせてくれ!」
って言ってきて
可愛かったので、渡した。
その時に撮ったであろう写真が上の2枚。
センスを感じるね!とか言える立場じゃない。
ここからは、歩いてチェックポイントを目指すことに。
バスに乗ってもチェックポイントで降ろされてしまうだろうし
どうせなら歩いて街並み見ながら帰ろうってなったので。
結構な距離を歩いた。
道に迷って困っていると、
「どうした?」と声をかけてくれて、とても感激。
おばあちゃんも道を教えてくれて、なんか後ろ姿がむーっちゃ可愛かった。
イスラエル兵にも道を尋ねた。
満面の笑顔で親切に教えてくれる。
この道をまっすぐだよと。
思ったんだけど、戦争したがるのって
国の頭の連中だけなんじゃないかなと。
アフリカの神の抵抗軍(LRA)だって、きっとそう。
人殺しとかが普通な営みである環境に生まれてきただけ。
僕らが働くように、彼らは人を殺すのであって。
そうじゃなきゃやられちゃうし。
人殺しが普通の営みって考えるとやっぱ少し怖いけど。
なんか脱線したけれども!
イスラエル人はこうだ!とかパレスチナ人はこうだ!
とか、偏った意見が多く見受けられるけど
人それぞれは全然そんな悪い人じゃなくて
純粋な人たちなんじゃないかなと。
なんか考えが頭の中でまとまらないから勉強しなきゃだけど
人と人の繋がりを大事にすれば、いつかきっと平和な世の中が来るんじゃないかなってこと。
勉強たくさんして、またこのことについては考えてみよう。
イスラエルとパレスチナの間にある分離の壁。
そこには、たくさんの絵が描かれていた。
この中で一番印象深かったのが下の写真。
SALAMはアラビア語(アラブ人の言葉)、
SHALOMはヘブライ語(イスラエル人の言葉)、
PEACEは英語。
意味は、「平和」。
それぞれの言語で平和を祈っているというメッセージのこの絵は
とても印象に残った。
さて、脱線したのを戻しつつ…
イスラエル兵の助けもあり、無事にチェックポイントに到着したわけです。
ドキドキで中に入る。
だが、パスポート提示もなく、荷物検査も簡単なもの。
すんなりイスラエル側に戻ってきた。
外に出ると、24番バスがちょうどあったので、そのバスでエルサレムに戻った。
ホテルに戻り、少しだけまったりして…。
今日は時間もあったので、新市街に出かけてみることに!!!
はい、都会。
女の人が、女の人が!!!
マジで可愛いし、きれいだし、何ここ天国ですか?
ってレベルでした。
しかもなんか…落ち着く。
今まで埃っぽい(表現が失礼か…)街ばかりだったので
ひさびさのこの感じに落ち着いてしまった。
疲れてベンチに座っていると…
大家族が目の前でご飯を食べていた。
じーっと見てると、むっちゃ可愛い女の子が照れながら微笑んでくれて。
女の子4人、男の子3人くらいの大家族だったんだけど
この大都会で、なわとびをしてました。
使い方違う!!!とかお姉ちゃんに怒られながら。
くすくす笑ってたらこっちに気づいたらしく。
みんなこっちを意識しながらちらちら見ながら縄跳びしてた。
自然と微笑んでたよ。
平和だなーと思ってしまった。
最後、ばいばーいって言ったら、手を振ってくれた。
お母さんも何か言ってくれてる。
ありがとう、とか言ってるのかな?
「ニーハオ!」……!
はい、きました。オチはこれでした。
ご飯はパスタを食べたんだけど、美味!
ここの店員さんもめちゃくちゃいい人で(くそ可愛くて)、
日本行きたいんです!と言ってた。
英語できなさすぎてうまくコミュニケーション取れなかったのが悔やまれた。
ここまで自分の英語力を悔やんだ日はなかった。
英語話せたら…英語話せたら…何か発展……してないか。
次あの子いたら写真撮りたい!
って思ってたんだけど、もう会うことはありませんでした。
一期一会…大事にしないといけないなと思ったよ…
いろいろと悔やんだ一日でした………笑
さて、次の日はついに井上文勝さんに会いに行きます。
イスラエルに住んで40年になるというすごい人!!!
次の更新をお楽しみに。
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