バラナシで見た日の出

2013.03.09 インド6日目

前日に「最後の日くらい日の出を見よう」ということになった。
朝6時前に起きて、川沿いに足を運ぶ。その時既に、多くの人がいて沐浴をしていた。前日は夜遅くまで祭に参加していただろうに、本当に元気だ。観光客が入っているのも見受けられたが、ほとんどがインドの方だった。真剣な表情で、作法がありそうな沐浴を続けていた。

肝心の日の出。
日本のように高い建物があるわけではないので、ガンジス川の向こう側から太陽が登っていく様子はとても素晴らしく、綺麗だった。

日本にいるときには意識したこともないが、太陽の光によって世界が照らされていくのを感じるのは、心が洗われるような感覚だった。

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太陽が上っていくのを見届けると、前日と同じように久美子ハウスの近くでチャイを飲んだ。久美子ハウスから近いこともあり、ここには多くの日本人が訪れるのだろうと思うが、きっとお気に入りの場所として頭の中に残っていることだろう。

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それから一度宿に戻り、荷造りを開始。
バラナシで過ごすのも今日が最後かと思うと感慨深いものがあった。近くの露店でタバコを買い、屋上で一服。これは蛇足だが、ライターが落ちてしまって、焦って拾いに行く様子。インドまできて、上腕二頭筋を使うことがあるなんて想像もしていなかった。

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さて、チェックアウトをして荷物を預かってもらい、また少し街を散策。川沿いで、この滞在中毎日出会っていただろう、通称「ぼったくりくん」にも遭遇。今日で帰ることを伝えると、おみやげ買うか?といつもの調子。楽しい思い出をありがとう。

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その後、宿に戻り荷物を受け取ると、何往復もした川沿いを通り、リキシャに乗って駅へ向かうことにした。

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駅に着くと、電車内で食べるお菓子を数点購入し、乗り場近くまで移動して座る。

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すると、威厳のあるおじいさんが近づいてきて「撮れ」みたいな仕草。貫禄がありすぎて若干焦ったが、明るかったのにフラッシュをたいて撮影。その映像を見せると表情1つ変えずに去っていった。一体何だったんだろうか…。

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電車が到着。
時間通りに駅に着いた電車を見て「行くまでに調べて出てきた悪評はどこへやら…」と感じつつ、自分の席に乗り込む。まだ寝る時間でもなかったので、電気をつけて、やはり読書。小説の世界に入り込む。

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本を読みながら気づいたんだが、途中の駅でそうじをするために入ってくる人がいた。誰かが言っていたが「インドは道にゴミを捨てることは悪いことではない。汚いおかげで”清掃員”という仕事が存在しているんだ」なんてのを思い出した。ゲストハウスでもそうだし、列車でもそうだし、雇用の生み出し方は様々なんだなと思った。

そんなことを考えながら、その駅から乗り込んできた売り子さんから不思議な豆を購入して、腹を満たし、眠りについた。

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コルカタ到着は翌朝の3時15分。ついてからどうしようかなんて一切考えていないけど、どうにかなるのがインドなんだろう。

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つづく