
お久しぶりの更新です。
ちょくちょくブログへのアクセスがあったんで、ブログを久々に更新しようかなと。
今回取り上げるのは、鹿児島にある「マルヤガーデンズ」。
ディレクションしたのは、d&departmentのナガオカケンメイ氏。
設計等は、みかんぐみ。
コミュニティ全般を取りまとめたのは、コミュニティーデザイナーの山崎亮氏。
ネットサーフィンしていると、マルヤガーデンズについての山崎亮氏のインタビュー記事がありました。
少し古いですが、シェア。
ランドスケープをしよう MEDIA MIX internet×journal:マルヤガーデンズとランドスケープマネジメント
当初は、マルヤガーデンズに関わっていく団体を0からつくることを提案されていた山崎氏ですが、
やはりそれには時間がかかるということで、既存の団体やNPOに声をかけ、イメージ共有できる約30の団体と協力して
このプロジェクトを進めていったのが分かります。
何かを始めるときに一番重要だと感じる部分は、「人」。
その中でも、ただ人がいればいいわけではなく、イメージの共有が図れているかどうかということは
最重要項目であると感じます。
そういった中で、既存の団体に声をかけ、その中でプロジェクトを進めていくというのは、
結構ハードルが高いのかなと思っていました。
が、そこのすり合わせを、ヒアリングとワークショップで同じベクトルを向かせることができるのは
山崎氏の強み、だったり、特徴だったりするのかなあと。
そんなことを考えつつ、気になったところを引用します。
-今回のマルヤガーデンズのプロジェクトで誕生したコミュニティが今後自立してコミュニティ活動を継続・定着させるために今後どのようなことが必要になってくるのでしょうか。
山崎:
1番目はコミュニティ同士のコラボレーションプログラムを開発すること。
単独で活動するのもいいが、ほかのコミュニティとコラボレーションすることによってさらに豊かなプログラムが誕生するだろうと思います。2番目はコミュニティとテナントとのコラボレーションプログラムを開発すること。
コミュニティ同士のコラボレーションでは生み出せない価値をテナントとコラボして生み出すことができるだろうと思います。3番目は既存のコミュニティだけでなく、1人だけど何かしたいという人たちに集まってもらって、新しいコミュニティ(マルヤガーデンズオリジナルコミュニティ)をうみだすこと。
ほかで活動していた人がマルヤガーデンズで何かするというだけでなく、マルヤガーデンズがあるからこそ誕生したというコミュニティを増やしていき、こうしたオリジナルコミュニティが、マルヤガーデンズでコミュニティが活動する際の基準をつくりあげてくれるものと考えます。
この引用した部分、まさにこういうことがしたいなあと。
マルヤガーデンズまで、大規模にできなくとも、少しでもそういった環境、場があれば、
住民意識も変化していくと思うし、面白い取り組みになっていくのではないかなと思います。
こういった場があれば、
まちに出て活動してもらうきっかけになる。
「楽しい」と思えることを共有することで、自然と周りも楽しくなる。
新しい価値観も生まれる。
結果、まちは面白くなる。
最後に超絶同意の部分を引用して、最後と致します。
山崎:
国家と個人がダイレクトに契約しなければならない社会は「生きにくい」状況を生み出しやすい。国家と個人の間に「個人の集団」を生み出したいと考えています。
つまり「公」と「私」の間に「共」を生み出して、「私」としての個人は主体的に「共」へと関わることによって「公」に貢献するという構図をつくりだしたい。