インタビューされました!…4年目の研修にて。

先日、東京の書店巡りをしている際に、とある知り合いの4年目の職員から電話がありました。
(東京の書店巡りのレビューは、またブログにてアップします。)

研修で「組織におけるキーマンとダイアログしてください」という題目があったそう。
そこで、私と対話したいと伝えられました。

人と話すのは大好きなので二つ返事で、いいですよと伝えました。
が、自分まだ2年目なので、4年目の方に何を話そうかなあと思いつつ、…当日になりました。

ダイアログの内容としては、ざっくりとこんな感じ。
長くなるので、ページ内リンクとばしておきます。
気になったところを押して読んでいただいても結構です。

採用の面接のときを思い出してしまうような内容もあり、
いろんなことを振り返りながら楽しくお話しできました。

無意識に行っていたことも、人に話していると
「あー、こんなこと考えていたのか、自分」と
気づきがあったので、とても有意義な時間になりました。

なので、ブログにも書き残しておこうかなと思います。

なぜ豊橋市なの?

By: BuzzFarmers

大ナゴヤ大学で働いている時、
市の担当者の方がとてもいい表情で仕事をしていて、
まちづくりに関わっていくのならば「公務員」になることが
一番の近道かなと思ったのがきっかけです。

豊橋は、高校時代を過ごした場でもあり、
なおかつ、東三河では大きな街なので
感覚的に「何か大きな仕事ができそう」というふんわりとした理由。

公務員になった理由

By: Kevin Dooley

まちづくりを仕事にしたかったから。
まちづくりに関わっていくならば公務員、と先述しましたが、
これにもいくつか考えがありまして。

例えば民間の方が「○○をやりたい!」と言っても、
それを受け入れる側である自治体に理解がなければ、
円滑には進んでいきません。

もちろん、民間だけでまちづくりを行うことは可能なのですが、
かなりの労力をかけない限り、横には広がっていきません。
(色々なつながりを持っている人は別ですが。)

面白い街にするためには、その街の職員が面白くなければいけない。
魅力的な街にするためには、その街の職員が魅力的でなければならない。

なので、まちを盛り上げるために、
面白いこと、魅力的なことに興味のある自治体の職員を増やしたいと考えるようになりました。
そのためにはまず、自分が職員になるのが早かったのです。

課を飛び出して行っている活動

By: ClickFlashPhotos / Nicki Varkevisser

相手方に一番評価していただいた部分としては、
人事課のポスター制作をはじめとした、自分の課だけに捉われない部分での活動でした。

【豊橋市役所の採用ポスター、担当しました。】
つくりました、採用ポスター。
昨日、報道発表を済ませ、
順々に県内大学中心に送付されるそうです。

吉開 仁紀にポスターつくろうぜ、と声をかけてもらい、
人事課の方々にも了承をいただきました。

Posted by 三浦 有喜 on 2015年4月29日

なぜ、自分の仕事の範囲外の部分にも関わっていくのか
と聞かれたのですが、それも先程書いた通り、
「面白い職員を増やすため」に他なりません。

職員が面白くなれば、まちで活動する人が増え、
そうすると自ずとまちが面白くなる。

これは自分の持論です。

ですが、これだけでは足りないと思っています。
なので、自分は休みの日も基本的にはまちなかで活動するようにしています。
自分もプレイヤーとして「まちであそぶ」ことを実践しつつ、
庁内にも「面白い」を伝染させるよう心がけています。

仕事とプライベートの境があまりありません。
趣味が仕事になったような感じですね。

仕事をする上で意識していること

By: Take Back Your Health Conference

自分は元々、まちづくりだけに興味がある人間ではありませんでした。
というよりも、国際情勢をサッカーで紐解くジャーナリストになりたいと
強く思っていました(今でもその気持ちはあります)。

そのために、サッカーライターやウェブメディアの運営などの仕事をしていました。
環境を変えるたびに、自分にスキルがないと生きていけない
(逆に言えば、スキルがあると、生きていける)と感じました。

そういった背景があることも影響してか、公務員になった今も
「いつでもやめられるように」準備しています。
これは後ろ向きな発言ではなく、前向きな発言と捉えてください。

というのも「いつでもやめられるように」意識していると、
自分の今の環境に満足することなく、成長していくことができます。
特に、公務員は異動が頻繁にあります。
今の環境下では仕事をこなせていたとしても、
異動になった時に果たしてそのスキルがそのまま活かせるのか、という話になってきます。
もちろん基本的な事務等は変わりなく活かしていけますが、
そうは言っても、仕事内容がガラリと変わった際、
自分のスキルをどう生かすか、ということまで考えていく必要があります。

自分が持っているスキルを増やすことは、良いことしかありません。

具体的にいえば、
サッカーライターの頃に、ライティング、文章編集のスキルを学びました。
大ナゴヤ大学の頃に、まちづくりに関する基礎的な知識、音楽編集を学びました。
今は、デザイン、動画編集、写真のスキルを学んでいます。

すべてが繋がっていないように思えますが、
サッカーライターの頃に学んだ取材スキルが
まち歩きの音源データの作成に活かされました。
(「音歩き」という音源データです。こちらから聴くことができます。)

このように、スキルをつけておくと、思わぬところで活かすことができます。
なので、「いつでもやめられるように」スキルをつけておくのです。

今、どんなことがしたい?

By: Pedro Ribeiro Simões

さて、最後の項です。
どんなことがしたい?
……したいことは(どちらかといえば)ありません。

何かしたいと思っている人たちに対して、支援をしていきたいです。
いかにも行政っぽい発言ですが、それがやりたくて今の自分がいると思うので。

まあ、なにもないとは言ったものの、
豊橋にない刺激を与えられるような場を作り出せたらいいなとは思います。
刺激を受けたことで何か変わるなんてことは自分が経験しているので、
そういう場があればもっと街は面白くなるんじゃないかなって。

いい風景を、眺めていたいと自分は思います。
その中心が自分じゃなくてもいい。

「お、すごいなあ。」
って思われることに、少しでも関われていたらいいなぁなんて思いながら働いています。

いつでもやめられる準備をして自分のスキルをあげつつ(やめる予定は全くないですが笑)、
何かそのスキルが生かせるように、日々を過ごしています。

結び

By: jayneandd

なんだかまとまらなくなってきました。
言いたいこととしては、

  • まちが面白くなるためには、市の職員がまず面白くなること
  • 面白い職員を増やすのが自分の宿命
  • いつでもやめられるよう、日々スキルアップする


こんなことを、フワーッと思いながら日々働いてます。
少しでもためになったならいいなぁなんて思いつつ、今日はこんなところで。

空き家を「what」ではなく「why」で捉える。

tarosakata

今日取り上げるのは、P3 art and environment リサーチャーの坂田太郎氏のインタビューです。

ブログが、気になるインタビューを拾い上げる形式になっているのですが、これはこれでまた一つの形かなということで。

[browser-shot url=”http://www.asahi-artfes.net/news/2014/10/40p3-art-and-environment.html” width=”300″]

#40 坂田太郎(サイト・イン・レジデンス/P3 art and environment リサーチャー/アサヒ・アートスクエア サポートスタッフ):コラム:アサヒ・アート・フェスティバル

私はこの人の事について全く知りませんでしたし、今もよく知りません。
惹かれた点は、「P3 art and environment リサーチャー」というところでしょうか。

このインタビューにて、一番気になったところを引用させていただきます。

交流のためのプログラムづくりやワークショップといった企画づくりよりも、そもそもそうした場所がなぜ生まれたのか。そうした人と人が何かを共有する風景がなぜ可能なのかに、興味が向かっていった。例えば、空き地があった場合に「何をしたら面白いか」と考えを巡らすよりも、「なぜここに空き地があるんだろう」と考えてしまう。それは、その場所の用意のされ方が、その場所で生まれるアクティビティに大きな影響を与えると無意識に感じたからだろう。

昨今、空き家をセルフリノベーションして人々が集える場にし、
新しいコミュニティーを形成していくという流れは多くみられるようになってきました。

私自身、そういったことに興味があったので、
「使えそうな空き家はないか」と探していた時期もありました。

ただ、このインタビューを読んで、そういった行為自体が否定、とまではいかなくとも、
少し無意味なものだったんじゃないかと感じました。

空き地があった場合に「何をしたら面白いか」と考えを巡らすよりも、「なぜここに空き地があるんだろう」と考えてしまう。

この感性に、嫉妬しました。
でもたしかにその通りだと。

坂田氏がこのような考え方になるのにはもちろん理由があるのですが、
そこはインタビューを読んで頂けると理解できるかと思います。

「いま、ここ」を固定された場所ではなく、「出来事としての」場所、プロセスとしての場所として、考えたいと思うようになっていった。

場自体を固定のモノとして捉えるのではなく、一種の流れとして考える。
この考え方に感銘を受けて、昨日の記事のようなことを考えるようになりました。

豊橋に「マルヤガーデンズ」をつくりたい | yuukimira.com

「場」をどのように捉えるのか考えるだけで、そのプロジェクトに意味が出てくるし、持続可能なモノになっていくのだと感じます。

坂田氏は今、横浜市にて、「サイト・イン・レジデンス」というプロジェクトを行っています。

[browser-shot url=”http://www.siteinresidence.org/” width=”300″]

Site In Residence

では今日はこのへんで。

P3 art and environment

豊橋に「マルヤガーデンズ」をつくりたい

Maruya_Gardens

お久しぶりの更新です。
ちょくちょくブログへのアクセスがあったんで、ブログを久々に更新しようかなと。

今回取り上げるのは、鹿児島にある「マルヤガーデンズ」。
ディレクションしたのは、d&departmentのナガオカケンメイ氏。
設計等は、みかんぐみ。
コミュニティ全般を取りまとめたのは、コミュニティーデザイナーの山崎亮氏。

[browser-shot url=”http://www.maruya-gardens.com/” width=”300″]

Maruya gardens | マルヤガーデンズ

ネットサーフィンしていると、マルヤガーデンズについての山崎亮氏のインタビュー記事がありました。
少し古いですが、シェア。

[browser-shot url=”http://blog.livedoor.jp/landscapemediamix/archives/51651794.html” width=”300″]

ランドスケープをしよう MEDIA MIX  internet×journal:マルヤガーデンズとランドスケープマネジメント

当初は、マルヤガーデンズに関わっていく団体を0からつくることを提案されていた山崎氏ですが、
やはりそれには時間がかかるということで、既存の団体やNPOに声をかけ、イメージ共有できる約30の団体と協力して
このプロジェクトを進めていったのが分かります。

何かを始めるときに一番重要だと感じる部分は、「人」。
その中でも、ただ人がいればいいわけではなく、イメージの共有が図れているかどうかということは
最重要項目であると感じます。

そういった中で、既存の団体に声をかけ、その中でプロジェクトを進めていくというのは、
結構ハードルが高いのかなと思っていました。

が、そこのすり合わせを、ヒアリングとワークショップで同じベクトルを向かせることができるのは
山崎氏の強み、だったり、特徴だったりするのかなあと。

そんなことを考えつつ、気になったところを引用します。

-今回のマルヤガーデンズのプロジェクトで誕生したコミュニティが今後自立してコミュニティ活動を継続・定着させるために今後どのようなことが必要になってくるのでしょうか。

山崎:
1番目はコミュニティ同士のコラボレーションプログラムを開発すること。
単独で活動するのもいいが、ほかのコミュニティとコラボレーションすることによってさらに豊かなプログラムが誕生するだろうと思います。

2番目はコミュニティとテナントとのコラボレーションプログラムを開発すること。
コミュニティ同士のコラボレーションでは生み出せない価値をテナントとコラボして生み出すことができるだろうと思います。

3番目は既存のコミュニティだけでなく、1人だけど何かしたいという人たちに集まってもらって、新しいコミュニティ(マルヤガーデンズオリジナルコミュニティ)をうみだすこと。
ほかで活動していた人がマルヤガーデンズで何かするというだけでなく、マルヤガーデンズがあるからこそ誕生したというコミュニティを増やしていき、こうしたオリジナルコミュニティが、マルヤガーデンズでコミュニティが活動する際の基準をつくりあげてくれるものと考えます。

この引用した部分、まさにこういうことがしたいなあと。
マルヤガーデンズまで、大規模にできなくとも、少しでもそういった環境、場があれば、
住民意識も変化していくと思うし、面白い取り組みになっていくのではないかなと思います。

こういった場があれば、
まちに出て活動してもらうきっかけになる。

「楽しい」と思えることを共有することで、自然と周りも楽しくなる。
新しい価値観も生まれる。
結果、まちは面白くなる。

最後に超絶同意の部分を引用して、最後と致します。

山崎:
国家と個人がダイレクトに契約しなければならない社会は「生きにくい」状況を生み出しやすい。国家と個人の間に「個人の集団」を生み出したいと考えています。
つまり「公」と「私」の間に「共」を生み出して、「私」としての個人は主体的に「共」へと関わることによって「公」に貢献するという構図をつくりだしたい。

「さっぽろ景観ドリームプラン」がかなりイケてる。~好きですさっぽろ。(個人的に。)~

sapporo1

札幌市の取り組みがかなりgoodなのでご紹介。
まずプロジェクト名が「好きですさっぽろ。(個人的に。)運営委員会」。
実にキャッチー。素敵です。分かりやすいです。

[browser-shot url=”http://www.city.sapporo.jp/keikaku/keikan/sukidesu/26-1kojintekini.html” width=”300″]

~さっぽろ景観ドリームプラン~「個人的」なアイデア募集中!!/札幌市

こちらが「好きですさっぽろ。(個人的に。)」のfacebookページ。

で、これまでの取り組みも素敵。
引用します。

今年3年目を迎える「好きです。さっぽろ(個人的に。)」
「市民ひとり一人の意識や思い出のなかに好きな風景や大切な場所をつくりたい」という想いと、
わたしたち市民の「自分たちのまちを自分たちの手でつくりたい」という想いが結びついて始まりました。
一年目は、「そもそも、景観ってなんだろう?」ということから、トークイベントやパネル展を開催し、Facebookページを活用し呼びかけを行ないました。
二年目は、『景観井戸端会議on市電』『まちめぐりロゲイン』『景観大喜利』などのイベントや、『さっぽろ景観総選挙』により景観資源の選出を行い、『景観まちづくりカードゲーム☆景カード』にまとめました。
・・・そして、三年目。
わたしたちは、未来に向けて、「そうあってほしい」「こうしたい」という個人的なアイデアを「ドリームプラン」として市民の皆さんから募集します。

1年目からの流れをひとつひとつ見ていくと、
1年目は、まちについて知る。
知ることによって、まちづくりに参加するぞ、という意識を芽生えさせるための啓発的な活動が中心。

2年目は、1年目でまちについて「知った」上で、実際にまちに出て。
その資源を自分なりに選んで発信する。
まちづくりの第一歩という形。

そして今年の3年目。
自分で考えて、こうあってほしいと思い描く「さっぽろ」のアイデアを募集しています。
「過去→現在→未来」というフローがあって、まちづくりに参加しやすいように親切にアプローチしています。
そして、そのアイデア募集にも部門が3つあり、いろんな切り口で考えられるような仕組みになっています。
それではどんな部門があるのか、見ていきましょう。

A部門:景観に勝手に名前をつけてみよう
普段は気にかけないものでも、名前をつけてしまうと愛着が湧きませんか?
ビル、駅、道路、公園、橋、交差点、踏切、門、地区、木、山、川、標識、オブジェ、イベント、お祭り、キャラクター、遊具などなどなんでも構いません。
テレビ塔をまちの置き時計と見立てて『第二時計台』と命名してみたり、銭函街道(南1条通)から山鼻屯田兵村への分岐点だった歴史から南1西11の交差点を『山鼻追分』と命名してみたりなど、勝手に名前をつけてください。

これは、今ある資源に新しい付加価値を与える形ですね。
自分たちが考えた名称がまちの人に馴染んでいったら、「俺がつけた名前だよ!」って自慢したくなりますよね。自慢したくなるってすごく大切なことです。

B部門:わたしが札幌市長になったら・・・
自分のまちが、こうだったら楽しいのに!と思いませんか?その想いを、景観という観点から思い描いてみませんか?
「わたしが市長になったら、札幌駅からすすきのまでの建物をすべて地下化し、地上は公園にすることで、北海道の首都らしい景観の札幌をつくります!」とか、「わたしが市長になったら、海外観光客のみなさまに安価な宿泊場所を提供することで都市間競争力を向上させるとともに、北海道らしい自然景観をつくるため、ビルの屋上をすべて緑化しキャンプ場にします!」といったような、あなたなりの札幌市の景観にまつわる夢の公約を募集します。
表現方法は問いません。実現可能性も問いません。あなたの熱い夢いっぱいの景観ドリームプランで、札幌のまちを彩ってください。

これは比較的自由度の高いもの。
この部門の意義として、自分の街をどのようにして外に発信していくか、ということを直接考えてもらう機会になるというところでしょうか。
自由な発想で、突拍子もない意見がたくさん集まってくると面白そう。

C部門:景観DIY(=DoItyourself)
「景観って、建築家が考えるんだよね?」「まちづくりって、役所が考えるんだよね?」と思ってはいませんか?でも自分たちで「景観」を作ることができるかもしれません。
色がなくなりがちの札幌の冬に、鮮やかな色の服装でかっこよく「ゴミ拾いファッションショー」をしたり、まちのデッドスペースを緑化して「キャンプ場」にしてみたり・・・。
そんな、ちょっと見方を変えることで生まれてくる、身の回りの景観をおもしろくするアイデアをお待ちしております。あなたの創意工夫で、札幌のまちを変えてみませんか?

これは、とってもとっても良いですね!
B部門よりも(思考的な)自由度は減っているように感じますが、ある程度制限することによってより実現可能な意見が多く出てきそうですね。
ふだん生活していて、「ここにこんなものがあったらいいのになあ」と考える機会は多くあると思います。
これまであってなかったような斬新な切り口でのまちづくりができそう。

と、こんな形で、札幌市の取り組みはとても興味深いです。
このプロジェクトは「自分たちのまちを自分たちでつくる」ということが大前提。
「自分たちで」という主語がくることによって、自分たちのまちに対して当事者意識を持ってもらえる。自分たちのまちを自分たちで考えるって当たり前のことですが、やはりどこかそうは思えないし、実際につくるっていっても何をしていいかわからなかったりするので、こういったような取り組みは本当に良いと思います。

市民参加型まちづくりのお手本ですね。

今後、どのような意見が出てくるのか今から楽しみでなりません。

何でもない風景を「おしゃれ」に見せることの重要性

とりあえず更新続けてます。

さて、東京から愛知に帰省していた友達と焼き肉に行ったんですが。
その時に教えてもらったサイト。

[browser-shot url=”http://shinsaibashi.jp/” width=”300″]

心斎橋筋商店街 公式スタッフブログ IN THE GROOVE

大阪の心斎橋筋商店街の公式スタッフブログとのこと。
最初アクセスした時に、
「うーわ、なんかおしゃれ」。
というのが印象を持ちました。

で、どんな人がやってるんだろうと気になったので、
サイト内を探っているとこんな一文が。

20代女子の目線から心斎橋の「今」を発信!地元の方には、今すぐ「よりみち」したくなる情報を。観光で来られる方にも、大阪を楽しむヒントをご提案。読むだけでもわくわくする読み物サプリです。

この文で惹かれたところは
「20代女子の目線から心斎橋の「今」を発信!」
という一文。

そう言われてからブログの内容を見てみると、
確かに”今風”な女性向けのサイトづくりだなあと。
眺めつつ大事だなと思ったのが、
商店街に呼び込みたい層の人がサイトを運営していること。

この世代の女性って、おしゃれなことに敏感だったりすると思うんですよね。
こんなおしゃれなこと知ってるぜ、っていうのも一種のステータスというか。

で、
大阪にはほとんど行かないので、
商店街のホームページも探して見てみました。

[browser-shot url=”http://www.shinsaibashi.or.jp/” width=”300″]

心斎橋筋商店街公式ホームページ

その他写真なども見たんですが、ここ行ったことあるなと。笑
でもその時の印象ってほとんど覚えていないというか、
語弊があるかもしれないですが、「どこにでもある」商店街というか。

ただ、こうやって違ったアプローチ(ホームページや、公式スタッフブログをしっかり作りこんでいるところとか)で見てみると、
印象が違うことって多いんですよね。

実際に現地に行ってみて、いい意味で、
「思った以上にすごくなかったな」みたいに思うことも稀にありますし。笑

ただ、元々ある良さを、見せ方次第で異なる印象を持たせることができるってすごいと思うんですよね。
ここまでに至る企画力だったり、いろんなファクターがあるんでしょうけど、
こういうやり方もあるんだよなあと、また1つ勉強になりました。
教えてくれてありがとう〜

「まちなかDIY」の取り組み

main1

引き続き、まちづくり系のブログをアップしていきます。

またもやgreenzの記事。
今回は少し前の記事になるんですが、海外の事例。

[browser-shot url=”http://greenz.jp/2014/05/06/diypark/” width=”300″]

公園もDIYする時代!?住民と行政が組んで、街に笑顔を増やすロサンゼルスの「new People St」プログラム | greenz.jp グリーンズ

取組の内容について

ざっくり説明すると、
「まちなかに、自分たちで憩いの場をつくっちゃおう」ということ。
(ざっくりしすぎか…)

前回のブログでは、空き店舗を利用してまちなかに憩いの場(居間)をつくった事例を挙げましたが、
今回は、路上に憩いの場(公園)をつくった事例ですね。

同じ憩いの場でも、
「居間」と「公園」
というところに日本人と海外の人との違いが見てとれますね。

海外だと、まちなかに広場だったり公園だったりが点在しています。
「人が集まる場所」として「公園」という認識が刷り込まれてるのかな。

日本で公園をつくっても、仕組みや空間デザインを考えないと
人が集まりづらいのは、こういった一面をあるのかも。

このプロジェクトに対して、
市民参加型で「自分たちのまちをつくっていく」感覚が直接生まれるので、
素晴らしい取り組みだと感じました。

まちに余白がないとやりにくいプロジェクトではあると思うのですが、
日本に置き換えてみるとどうなるんだろう。

路上でやることよりも、もともとある公園を利用して、
人が集まる仕組みとして考えるほうが現実的なのかな。

まちなかに、自分たちのDIYのイスや机があって、
それを知らない誰かが利用しているのを見たらテンションあがりそうですけどね。

仕組みがシンプルになれば、行動する人が増えて、まちづくりがもっと加速していく。いま必要なのは、物事の決め方そのものを、住民と行政が一緒にリデザインしていくことなのかもしれません。

ではこんなところで。

[browser-shot url=”http://peoplest.lacity.org/” width=”300″]

Welcome to People St

空き店舗をコミュニケーションの場として考える「リビングルーム」

kitazawa_01

「まちづくり」なこともブログにあげていくことにしました~
第一弾。
greenzの記事です。

リビングルーム 北本団地

[browser-shot url=”http://greenz.jp/2014/08/11/junkitazawa/” width=”300″]

商店街の空き店舗を、物々交換所に!?予測不可能なコミュニティを生むアートプロジェクト「リビングルーム」 | greenz.jp グリーンズ

埼玉県のとある団地には、「リビングルーム」という名のコミュニティースペースがあるそう。

2010年3月、この商店街の空き店舗で「リビングルーム」と名付けられたアートプロジェクトが始まりました。活動初日から団地の子どもたちが店員となって不要な家具を集め、やがてどこにでもある「居間」のような空間となり、大人から子どもまでいろんな住民が集まって、物々交換ができる場所として頻繁に利用されるようになります。

「リビングルーム」をつくった北澤潤氏のインタビュー記事。
そこから印象的なコメントを引用します。

商店街って、目的を持った店舗の集合体なんですよね。お米屋さんはお米を買いに行くところ、八百屋さんは野菜や果物を買いに行くところ。目的があると、役割が生まれる。役割があると、人はすっと入っていくわけです。

でも「リビングルーム」って、実はそういう目的がないんです。なぜここにあるのか分からないという「?」から始まります。例えば、空き店舗に新しいカフェができたら、「!」なんですね、目的があるから。

“居間”は既に家の中にあるのに、わざわざ別の場所にもうひとつつくる必要ってあるの?って、「?」度が高いじゃないですか(笑)。しかも、単に変なことをするのとは質の違う「?」。この「?」が、地域におけるアートプロジェクトの一番重要なことだと思っています。

たしかに「?」なコトは重要であるように感じます。
が、「?」なコトってどうしても敷居が高くなってしまいがち。
このプロジェクトが成功したひとつの要因としては、団地という立地が関係しているように感じます。

プロジェクトを始める前の段階で、
「団地内の家を訪ねて不要な生活用品を集める」ことから始めています。
こうすることで、
・「リビングルーム」の周知ができる
・不要なものを提供することで、知らず知らずのうちにプロジェクトに「参加」している

敷居が高くなってしまい、けん制されてしまう危険性を、この最初の段階でクリアしているんですよね。
もともとは、人が多く集まる場所だったものを、手法、見せ方を変えて”復活”させた良い例のように感じました。

団地という立地条件だったからこそのプロジェクトなので、空き店舗があるからと言って、このやり方を流用できるかという話になってくるとまた別なのかなあと。

しかしながら、空き店舗をコミュニケーションの場として考えることはとても意義のあることだと感じます。
商店街の繋がりが弱くなっている地域もあるので、
そういった環境には、この「リビングルーム」のように、環境に合わせた方法があるんでしょうけど。
それがどういう形なのか、ということから考える必要がありそうです。

“もうひとつの日常”をコンセプトとする「リビングルーム」で起きていることは、ひとりひとりが自分を取り戻せる、ひとりひとりが主役になれる“もうひとつの日常”であるということ。

もうひとつの日常”を通して、もともとその人が持っていた“創造力”を取り戻して、発揮できる。それが僕のやりたいアートプロジェクトなんです。

“創造力”は人間の原点。これだけは失ってはいけない最後の砦。アートプロジェクトは、“人間の課題”に立ち向かっていると言えるかもしれません。

ひとりひとりが主役になれる「もうひとつの日常」。

最近よく感じるのは、主役になろう、とする人がいないこと。
主役になろうとしないのは、周りに馴染もうとする傾向があるからなのかもしれません。
北澤氏は、それを「創造力」によって、課題解決していこうと考えているそう。

たしかに、「人との違い」を発揮できるのは、「創造力」であったり「発想力」であったりするわけで、
人と違うことが悪いことではないはずです。

最近はそういう考えもあまりなくなってきちゃってるのかなあ、なんて
ちょっと脱線しましたが。

「LIVING ROOM(リビングルーム)」の取り組みは今後も注目していきたいですね。

[browser-shot url=”http://livingroom.junkitazawa.com/LIVINGROOM/top.html” width=”300″]

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[browser-shot url=”http://livingroom.junkitazawa.com/LIVINGROOM/inyourtown.html” width=”300″]

inyourtown

[browser-shot url=”http://athomedepartment.junkitazawa.com/AtHomeDepartment/top.html” width=”300″]

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[browser-shot url=”http://www.livingroom-kitamoto.blogspot.jp/” width=”300″]

リビングルーム 北本団地