Books to be returned… / Hash Milhan
1ヶ月以上前の話ですが…
浜松にあるbooks and printsに行ってきました。
浜松に行ったら行くべき、と言われていたのでやっと。
ここは、フォトグラファーである若木信吾氏がオーナーの書店。
詳しいプロフィールはホームページから引用。
若木信吾 わかぎしんご
(フォトグラファー/映画監督)
1971年3月26日静岡県浜松市生まれ。 ニューヨーク州ロチェスター工科大学写真学科卒業後、雑誌・広告・音楽媒体など、幅広い分野で活躍中。また2004年に雑誌「youngtreepress」の編集発行を自ら手がけるほか、2007年に第一回監督映画『星影のワルツ』が、2009年に第二回監督映画『トーテムSong for home』が公開され映画監督としても国内外から高い評価を得る。
2010年4月に故郷の浜松市に小さな書店『BOOKS AND PRINTS』をオープン。
今回、お店の様子などの写真は撮るのを忘れてしまったわけですが、とても雰囲気の良い空間でした。
中に入ると、若木信吾さんの父である若木欣也さんの紙袋の作品が。それ以外には、写真集などはもちろんのこと、他にも面白そうな本が多くありました。
今回買った本は、「one and three books 一つと三つの書物」という本。
なんとなく手にとったんですが、触った瞬間「おおー」となってしまいました。
「よくある本」の肌触りではなく、ザラッとした、言い方はアレですけど、ちょっと安っぽい、海外のペーパーブックみたいな感じ。
最近は触って買う本を決めることが多いです。
藤原新也さんの「印度放浪」も、朝日文庫さんから出されているものは触っていて心地が良かった。芹沢高志さんの「月面からの眺めー21世紀を生きるヒント」は、1999年出版の本で、本屋で奥にしまってあったものを出していただいたわけですが、いい具合に本が焼けていて、とても素敵でした。
Amazonや、電子書籍が流通してきて、それが普通になりつつありますが、やはり、本は触ってみないと分からないですね。
内容はもちろんですが、それ以前に、触るという五感を使っているので、そういった部分も大事にしたいと感じました。
購入する際に、お店の方と話をすると、いろいろと面白い話を伺えました。「勝手に姉妹都市マーケット」の話など。詳細はこちらのページにあります。
※すでに終了しております。
その中で気になったのが、浜松の紹介動画を講師をつけて市民の方々と制作したお話。
今までは浜松、という括りでやっていたそうなのですが、次は浜松の中でも、天竜にフォーカスを当てて行うそうなんです。
天竜といえば、建築家・藤森照信が設計した「秋野不矩美術館」など、面白スポットがあるところです。
books and printsが発行しているJournalの最新号で、天竜にフォーカスを当てたものを制作したらしく、その流れで動画を作ることになったんだそう。
すごく面白い取り組みですよね。
なんといっても、こういった市民大学のような形がお店発信で行われているということ。全国的に市民大学は増えていますが、どれもNPOなどが行っているものがほとんど。そういった中で、お店発信の市民大学。なんかいいじゃないですか。
こういった取り組みが増えていくことはとてもいいことだなと思いました。
こんな記事を読んでしまったので、思い出したように書いてしまいました。
にしても、面白い場所には、面白い情報が集まるもんだなあと思いました。なんでだろうなあ。
と、今日はこんなところです。