イケてる公務員通信vol.5 安部純子 「BEPPU PROJECT」

どうも。
イケてる公務員通信の時間です。

今までのイケてる公務員通信は以下のとおりです。

さて、今回は、別府市役所の安部純子さんです。
安部さんは「BEPPU PROJECT」の立ち上げや、
アルゲリッチ音楽祭、別府Jazz、公民館活動、自治会や子ども会、
小さな市民活動、伝統工芸・芸能・祭りの継承等地域文化芸術活動など、
書き出すときりがないほど、別府市を中心に様々な活動を行っている方です。

BEPPU PROJECTとは
BEPPU PROJECTは、世界有数の温泉地として知られる大分県別府市を活動拠点とするアートNPOです。この町で、国際芸術フェスティバルを開催することをマニュフェストに掲げ、2005年4月に発足して以来、現代芸術の紹介や教育普及活動、人材育成講座や出版事業、市街地の空き店舗をリノベーションする「platform」制作事業など様々な事業を実施しています。

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By: 大分県の観光情報公式サイト(公社)ツーリズムおおいた

高校時代から海外に留学し、その後もアメリカでメディア関係の仕事に就き、生活していた安部さん。
そんな彼女が生まれ故郷に戻ってきたきっかけが、
アメリカのアフリカンダンスの先生に言われた一言でした。

「Japanツアーで一番気に入ったまちはBEPPU!」。

まさか自分の故郷の名前をこんなところで聞くことになるなんて、
と嬉しくなりそのまま別府に帰郷したそう。
ですが、そんな安部さんの見たのは、
自分が住んでいた頃とは大きく変わってしまった別府の姿。

このまちを元気にするために、
なんとかしなくてはと、動き続けました。
そんなとき、ある人からお声がかかり、
「得体のしれないモノ」=「アート」に携わっていくようになります。

気になった方は、こちらからどうぞ。

また、安部さんは
「別府にはどんな異質のものでも受入れ、湯で癒し、
水に流すという独特の文化がある」と話します。
この原稿もとても面白いのでぜひ。

ある人とある人とを繋げ、ある場とある人を繋げ…
安部さんの活動の軸となっているのは「つながり」。
自身が、何かつくったりするわけではないのです。
でも、寂れた温泉街だった別府は、変わってきています。

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By: スーモジャーナル

今年はBEPPU PROJECTが携わっている「混浴温泉世界」という
国際現代芸術フェスティバルが大分県別府市内各所にて行われます。
(会期:2015年7月18日(土) ~ 9月27日(日))
3年に1度のペースで開催してきましたが、今年が最後とのこと。
興味がある人はぜひ別府まで行ってみては。

まとまらずに長くなってしまいました。
では今日はこんなところで。

イケてる公務員通信vol.4 佐久間智之 「広報 Miyoshi(みよし)」

どうも。
イケてる公務員通信の時間です。

今までのイケてる公務員通信は以下のとおりです。

今回は、埼玉県三芳町役場の佐久間智之さんです。
佐久間さんは三芳町の広報担当で、主に「広報みよし」の担当をしています。

佐久間さんがつくった広報誌が、
2015年全国広報コンクールにて、内閣総理大臣賞を受賞しました。

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By: BLOGOS

vol.1に配信した「七尾ごころ」もそうですが、
最近では各自治体で広報誌に力を入れているところが多くあります。

ゴミ箱に広報誌が捨てられているのを目の当たりにしたのがきっかけで
自ら広報担当に立候補し、広報誌の改革を始めました。

ただ、最初からうまくいったわけではありませんでした。
…続きは下記リンクからどうぞ。

どんなことにも言えますが、
「どう発信していくか」ということを意識して行うことで
イメージはガラッと変わりますね。

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By: BLOGOS

「何を伝えるか」よりも「どう伝えるか」が重要になってきたのかもしれません。

今日はこれにて失礼します。

イケてる公務員通信vol.3 小笹俊太郎 「usio design project」

どうも。
イケてる公務員通信の時間です。

今までのイケてる公務員通信は以下のとおりです。

今回は石垣市役所の小笹俊太郎さんです。
紹介するのは「usio design project」というプロジェクト。

石垣市は、季節問わず観光客が訪れる観光地。
国際線も開港し、日本のみならず世界中から人が集まってくる石垣島は、
外から見ていると、不自由がないように感じます。

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しかしながら、
「必ずしも島の人すべてが潤う仕組みになっていない」と感じた小笹さんは、
新しい切り口でアクションを起こしていくことが重要だと考え、
「株式会社ロフトワーク」と協力して
「usio design project」を立ち上げます。

「usio design project」は、デザインの力を通して、
石垣島の魅力を再発見するプロジェクト。
石垣市の名産品をリデザインする「ものづくり」だけでなく、
その過程を情報発信する「ことづくり」を重点的に行い、
石垣島の新しい一面を見せる狙いがありました。

続きは、下記リンクから読んでみてください。

このインタビューの中で、印象的だった小笹さんの言葉。
「本当に大切なこの環境をキープしたままで、みんなから愛され続ける場所でいられるだろうか」。

現状に満足せず、新しい切り口を探っていく姿は
見習わなくてはいけないなと感じました。

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By: 株式会社ロフトワーク

行政はまだまだ「デザインの重要性」に気づいていません。
デザインにお金をかける感覚すら欠落しています。
しかしながら、新しいアプローチを考えていく上で必要不可欠なものだと感じます。

行政こそ、デザインを。

今日はこんなところです。

イケてる公務員通信vol.2 山田崇 「空き家プロジェクトnanoda」

イケてる公務員通信の時間がやってきました。

前回紹介したのは七尾市役所の高木伸安さんでした。(以下、リンク参照)

今回は、長野県にある塩尻市役所の山田崇さんです。
紹介するのは「空き家プロジェクトnanoda」です。

塩尻市役所職員の有志が集まり開催されている「しおラボ」にて(※この活動も面白い!)、
(廃れてしまった)商店街が魅力的なモノになるためにはどうしたらよいか、考える機会があったという山田氏。
「住んだこともないのに、そんなこと考えられない!」という結論に達し、
「じゃあ住んでみようか」と始まったのが、「nanoda」です。

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By: GARAKUTA KOUBOU | 我楽田工房

商店街の方々と触れ合うために、「朝食なのだ!」というイベントを定期的に開催、
出勤前に集まり、そこで朝食を食べる”だけ”のイベントなのですが、
徐々に広がっていき、商店街の方々も集まり出したそう。
注目したい点としては、商店街の方々と同じ目線で会話ができる場であること。

その他にも様々な活動をしている「nanoda」ですが、
下記リンクが詳しく書いてあると思います。ぜひご一読を。

また、山田崇さんは、市職員としては初めてTEDにて講演を行ったことでも有名。
その時の文字起こしの記事もありますので、下記リンクからどうぞ。

空き家対策は、大きな問題となってきています。
古い建物を壊して新しいものをつくることより、
今あるものを有効に利活用していくことが注目されていますが、
ただ単にリノベーションするだけでなく、このような手法もあるんですね。

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By: ログミー

お金のかかるハードをいじるのではなく、
ソフトにアプローチし、人と人との繋がりから課題を解決していく「nanoda」の活動は
とても参考になりますね。

今日はこんなところです。
次回もお楽しみに!

イケてる公務員通信vol.1 高木伸安 「七尾ごころ」

長らくブログを更新していませんでしたが、
少しずつ再開させていきます。文章の書き方を忘れそうなので。


公務員というと、どのようなイメージをお持ちでしょうか。
「真面目そう」
「堅そう」
「冗談が通じなさそう」

このような印象をお持ちの方も少なくないはず。

そのイメージを打破する…とまでは言いませんが
世の中には「イケてる」公務員もいます。

公務員に対するイメージが少しでも変わればよいなと思い、
イケてる公務員通信を始めることにします。


さて、今回は七尾市の「七尾ごころ」を紹介させていただきます。
まずはこちらの記事をご覧ください。

全国どこの自治体にも存在している広報誌。
それぞれ特色があり、面白いものが多いのですが
その中でも今回取り上げる「七尾ごころ」は
広報誌とは思えないほどおしゃれで、最初見たときは
「お金かけてんなあ」
「プロが入ってるんだろうなあ」
と思っていました。

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By: 坂本、脱藩中。

しかしながら、実は広報課の職員2人で制作しているとのこと。
(写真、特集記事の執筆など)
実際に、レイアウト等も含めたデザインも手掛けているとのことで、
七尾ごころに対する思いが伝わってきます。

七尾市のことはほとんど知りませんでしたが、
この広報誌を見たときに「七尾市は魅力的なまちなんだろうな」と感じました。

内容を見ると、同じようなものを伝えているのにも関わらず、
アプローチの仕方次第でイメージを変えてしまいます。

「シビックプライド」を重きにおいた施策が多いのですが、
その自治体の顔でもある広報誌に力を入れることはとても重要なことですね。

ちなみに、「七尾ごころ」ですが、i広報誌でも読めちゃいます。
気になった方はぜひ御覧ください。

それでは今日は以上です。

「LOCKET」書評。

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旅する編集者こと、内田洋介が旅雑誌を発行しました。
写真の一部、イラスト以外は全て1人で行ったとのこと。
デザインも、かっこいいです。

さて、創刊号である今回は、
「しあわせのありか」をテーマに据えて、
ブータン、デンマーク、小値賀島を取材。
角幡唯介氏や、坂本大三郎氏への単独インタビューも掲載。


それらの取材を通して、彼なりに、
「しあわせのありか」を探っています。

読み進めるうちに感じたのですが、
異なる価値観を持った人々、
場所と触れ合うことで、
自分と対峙し「言葉を紡ぐという行為」が
彼にとっての「しあわせのありか」なのかもしれないな……
なんて思ってみたり。
(見当違いだったらすいません。)

「旅雑誌」と銘打ってはいますが、
『しあわせってなんだろう?』と
考えるきっかけを与えてくれる一冊となっております。

さて、本書で一番印象的だった言葉を引用して
締めさせていただきます。

何もなくて不便なはずの島の人が棲む場を自慢して、
何でもあって便利なはずの都会の人が棲む場を不満がる
土地とのつながり方は、しあわせのものさしだと思う。

主にネットストアにて販売中。

東京・代官山蔦屋書店でも販売しております。

リアル書店にも販売エリアを拡大中。
今後の彼の活躍に期待ですね。

530運動「スナップ・ムービー・コンテスト」で優秀賞を受賞しました。

ご無沙汰しております。

こちらの記事で、動画撮影、編集にハマっていると言っていましたが、
豊橋市の530運動環境協議会が主催した「スナップ・ムービー・コンテスト」に作品を出したところ、
なんと、優秀賞を受賞しました。

その動画は下記から。

3日程で作成したものですが、
「530運動=ゴミを拾う」というイメージを
「530運動=出すゴミを減らす」という点に着目したのがよかったのでしょうか。

撮影も一眼レフにて行いましたが、
「すごい完成度だね」と言われるほどまでにできました。

編集も、macに標準搭載の「imovie」。

お金をかけずに、いかに良い作品にするかを追求した結果、
優秀賞という素晴らしい賞をいただけました。

動画は奥が深いもので、
撮れば撮るほど反省点も出てくることは確か。

より良い作品がつくれるよう、これからも精進していきたいと思います。

写真は、受賞記念で送られてきた症状と粗品。
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こんなのも入ってました。

では、今日はこんなところで。

「aqua+ignis(三重県菰野市)」に行ってきました。

久々の「行ってきました」シリーズです。
と、言っても、実際に行ったのは昨年末になるのですが…。

さて、今回行ってきたのは、三重県菰野市の御在所岳の麓にある、「aqua+ignis」です。
御在所岳の麓には、湯の山温泉という温泉街があります。

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最近登山にハマっているのですが、行った帰りに温泉に入って帰るのが一つの流れになってきました。
今回も下山後に温泉に入るため、湯の山温泉の案内所にてオススメの日帰り温泉を聞いたところ、
「片岡温泉は人が多いかもしれないけど、オススメだよ」と。
温泉の人が多いのなんて知れていると思い、オススメされた片岡温泉に向かいました。

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そしてたどりついたのが、「aqua+ignis」。
温泉複合施設になっており、
片岡温泉の敷地内には、ケーキ、パン、いちご園等、ちょっとした観光スポットのようになっていました。
人が多いかもしれない、という言葉から想像していた人のにぎわい以上の人の多さ。
温泉目当ての人ももちろんいるのですが、この複合施設すべてを目的にやってくる人のほうが多い印象でした。

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建築物自体も温泉とは思えないモノ。
建物のすぐそばには噴水もあり、少し異空間。
この時期は、暗くなるとイルミネーションを行っているらしく
手作業で準備をしている従業員の姿を見ることが出来ました。

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今回は時間もあまりなく、温泉以外はあまり見ることができませんでしたが、
敷地内でつくられた果物を使ったスイーツを販売している店などもあるみたいで、
ミニ地産地消でした。
辻口博啓シェフのお店もあります。



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三重県に行く機会のある方はぜひ、訪れてみては。

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アクアイグニス 湯の山温泉にある癒しと食の総合リゾート

それでは。

カメラを買おうか悩んでいるあなたへ。

By: Evil Erin

お久しぶりです。
本日のブログのテーマはずばりカメラ。
スマートフォンのカメラ機能は充実してきているけど、でもやっぱり、カメラがほしい!なんて思っている人もいるはず。

今日は、そんなあなたにオススメのカメラを紹介します。

カメラの種類

そもそも、カメラと言ってもどのようなものがあるのか分からなければ、買うに買えません。
ここではカメラの中でも、デジタルカメラに焦点を当てます。
デジタルカメラには、大きく分けて3つあります。

コンパクトデジタルカメラ
デジタル一眼レフカメラ
ミラーレスデジタル一眼カメラ

コンパクトデジタルカメラは、名前の通り、持ち運びのしやすいカメラ。
機能も様々で、初心者にはうってつけのカメラ。
さくっと写真を撮りたい、なんて人には合っているかもしれません。

デジタル一眼レフカメラは、最大の魅力としてレンズを交換して撮影できること。
遠くのものを撮りたいときは「望遠レンズ」。
風景など、広く撮りたいときは「広角レンズ」などと、
レンズの種類を替えるだけで思い思いの写真が撮影できます。
本格派志向の方にはこちらがオススメ。

ミラーレスデジタル一眼カメラは、コンパクトデジカメと、デジタル一眼レフカメラの特徴を生かしたもの。
レンズを交換することもできるし、デジタル一眼レフカメラのように持ち運びがおっくうになる心配もありません。

本来デジタル一眼レフカメラはファインダーをのぞいて写真撮影を行いますが、
ミラーレス一眼レフカメラは、その機能がありません。
なので、コンパクトデジカメのように液晶で見ながら撮影ができます。
気軽に本格的な写真を撮影したい人向きとも言えるでしょう。

あなたに合ったデジタルカメラはどれ

・いい写真が撮りたいけど、重いのは嫌。
・ファインダーをのぞいて「写真を撮っている」感を出したい。
・いい写真とか分からないから、記録として残したい。

「カメラがほしい!」と言っても人それぞれ想定している使い方は異なるはず。

先程の説明を頭に入れながら、「自分はどのデジタルカメラがほしいんだろう」なんて考えてみてください。

おすすめ

ここでは、デジタル一眼レフカメラと、ミラーレスデジタル一眼カメラのおすすめを紹介します。

デジタル一眼レフカメラは、Nikon、CANONの2トップとなっています。
それぞれから初心者におすすめのものを紹介。

デジタル一眼レフカメラ

Nikon
D3300


Nikon入門機ではこちら。
Nikonは交換レンズが数多く用意されているため、長く使う人はNikonのカメラを選択するのではないでしょうか。

D750


フルサイズ入門機としてはこちらがおすすめ。
ただ、価格帯が跳ね上がります。
一応紹介までに。

CANON
EOS Kiss X7


今、デジタル一眼レフカメラ入門機を購入するなら、このカメラ一択でしょう。
価格も手ごろで、機能性も抜群。

ミラーレスデジタル一眼カメラ

OLYMPUS
PEN Lite E-PL6


新型の「E-PL7」も発売しておりますが、あえて型落ちのこちらをオススメ。
新製品が出ていることもあって、価格帯も3万円台とお手頃。
なおかつ、機能性などは他の追随を許さないような仕上がり。

結論として、
デジタル一眼レフカメラを購入するならば、
CANON Kiss X7

ミラーレスデジタル一眼カメラを購入するならば、
OLYMPUS PEN Lite E-PL6

このような結果となりました。

おまけ

カメラで撮った写真を、すぐに友だちに送りたい!
InstagramなどのSNSに投稿したい!
そう思う人もいることでしょう。
そんな人におすすめなのが「Eye-fi」です。



こちらは、専用appをダウンロードして、簡単な設定を行うだけで、
自動的に自分のスマートフォンに転送してくれるというもの。
通常のSDカードより少し値段は張りますが、
Amazonで購入すれば比較的安く購入することが出来ます。

カメラに一度ハマると、やっぱりあのカメラもほしい…、あのレンズもほしい…、
となってしまいますが、まずは1台。

使っていくにつれて、欲しいレンズだったりが見えてきますよ。
例えばこんなのとか、ね。



では今日はこんなところで。

空き家を「what」ではなく「why」で捉える。

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今日取り上げるのは、P3 art and environment リサーチャーの坂田太郎氏のインタビューです。

ブログが、気になるインタビューを拾い上げる形式になっているのですが、これはこれでまた一つの形かなということで。

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#40 坂田太郎(サイト・イン・レジデンス/P3 art and environment リサーチャー/アサヒ・アートスクエア サポートスタッフ):コラム:アサヒ・アート・フェスティバル

私はこの人の事について全く知りませんでしたし、今もよく知りません。
惹かれた点は、「P3 art and environment リサーチャー」というところでしょうか。

このインタビューにて、一番気になったところを引用させていただきます。

交流のためのプログラムづくりやワークショップといった企画づくりよりも、そもそもそうした場所がなぜ生まれたのか。そうした人と人が何かを共有する風景がなぜ可能なのかに、興味が向かっていった。例えば、空き地があった場合に「何をしたら面白いか」と考えを巡らすよりも、「なぜここに空き地があるんだろう」と考えてしまう。それは、その場所の用意のされ方が、その場所で生まれるアクティビティに大きな影響を与えると無意識に感じたからだろう。

昨今、空き家をセルフリノベーションして人々が集える場にし、
新しいコミュニティーを形成していくという流れは多くみられるようになってきました。

私自身、そういったことに興味があったので、
「使えそうな空き家はないか」と探していた時期もありました。

ただ、このインタビューを読んで、そういった行為自体が否定、とまではいかなくとも、
少し無意味なものだったんじゃないかと感じました。

空き地があった場合に「何をしたら面白いか」と考えを巡らすよりも、「なぜここに空き地があるんだろう」と考えてしまう。

この感性に、嫉妬しました。
でもたしかにその通りだと。

坂田氏がこのような考え方になるのにはもちろん理由があるのですが、
そこはインタビューを読んで頂けると理解できるかと思います。

「いま、ここ」を固定された場所ではなく、「出来事としての」場所、プロセスとしての場所として、考えたいと思うようになっていった。

場自体を固定のモノとして捉えるのではなく、一種の流れとして考える。
この考え方に感銘を受けて、昨日の記事のようなことを考えるようになりました。

豊橋に「マルヤガーデンズ」をつくりたい | yuukimira.com

「場」をどのように捉えるのか考えるだけで、そのプロジェクトに意味が出てくるし、持続可能なモノになっていくのだと感じます。

坂田氏は今、横浜市にて、「サイト・イン・レジデンス」というプロジェクトを行っています。

[browser-shot url=”http://www.siteinresidence.org/” width=”300″]

Site In Residence

では今日はこのへんで。

P3 art and environment